北陸新幹線の開通で東京から最短2時間8分で行けるようになった富山。世界遺産の「五箇山の合掌造り集落」や国宝指定の「瑞龍寺」など観光名所はたくさんありますが、夏は大自然を満喫できる「黒部峡谷」がおすすめ。爽やかな風を感じながらトロッコ電車で秘境や秘湯をめぐる旅は格別です。しかも、今夏はお得な特別イベントも実施中。小学生の子どもがいる方は必見です!
秘境を走るトロッコ電車で大自然を満喫
「日本三大渓谷」「日本の秘境百選」に選ばれる黒部峡谷は富山県を代表する観光地です。北アルプスの山々を東西に分かつように刻まれたV字谷は日本一の深さを誇り、最も深いところはなんと2000m。
この急峻な峡谷の断崖を縫うように走る「黒部峡谷トロッコ電車」に乗れば、手つかずの自然が残る絶景に出合うことができます。
トロッコとは、トンネルやダム等の工事現場からの土砂や石の運搬などに使用される貨車のこと。通常の列車車両と異なり、屋根はついていますが窓がついていないため(一部窓つき車両もあり)、爽やかな風を感じながら開放的な電車の旅が楽しめます。区間は宇奈月から欅平までの片道約20km。
1時間20分ほどの間にいくつもの橋やトンネルを抜けながら大自然を駆け抜けます。途中には黒薙川に架かる高さ60mの後曳橋、鐘釣温泉の秘湯露天風呂などがあって、見どころ満載。
鐘釣駅や欅平駅にはレストランやショップがあり、休憩や食事をとることもできます。1日かけてゆっくりと黒部峡谷の大自然を堪能しましょう。
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