小豆島といえば、醤油、「二十四の瞳」などが有名ですが、オリーブも忘れてはいけません。
日照時間が長く温暖小雨な瀬戸内海式気候のためオリーブの栽培に適し「日本のオリーブ発祥の地」として知られています。
日本最古のオリーブの原木も。海を見渡すオリーブの丘は9月が収穫時期
そんなオリーブの島に行ったら、是非、訪れて欲しいのが瀬戸内海を見下ろす小高い丘に広がる「小豆島オリーブ園」です。
今から100年近く前、輸入物ばかりで高価だったオリーブ油を国内で試験的に生産することにした際、栽培地に選ばれたのは、香川県(小豆島)・三重県・鹿児島県の3県でした。
三重県・鹿児島県では台風や虫の被害により失敗に終わりましたが、小豆島は栽培者のたゆまぬ努力により成功を収め、3年後には74Kgの果実が収穫されたことから、オリーブの栽培が根付いていきました。
園内には3ヘクタールの敷地に約2000本のオリーブの木が栽培されていて、日本でもっとも古いオリーブの木も現存するなど、日本におけるオリーブ栽培の歴史も感じることができます。
これからの時期、9月末頃からは、加工用果実の収穫がスタート。緑黄色の果実をキズがつかないようにひと粒ひと粒丁寧に手摘みで行い、全て新漬け(グリーンオリーブの塩漬け)に加工していきます。
10月末から翌年の1月初にかけては、赤紫色や黒っぽく熟してきた実を収穫。こちらは油用で大量に収穫した果実をなるべく速く遠心分離機にかけて、オリーブオイルを採油します。
この料理にもオリーブオイル!?意外性たっぷりのオリーブ料理
敷地内には小豆島の食材をふんだんに使った料理が味わえるレストランも併設されています。
例えば、小豆島のもろみ味噌を使って作ったそぼろと、地元でとれた野菜をたっぷり使った「ひしお丼」は、小豆島産100%エキストラバージンオリーブオイル使用。ごま油の代わりにオリーブ油を使った「オリーブ素麺」は見た目も涼しげ。
デザートにはオリーブリーフ(オリーブの葉)を使ったソフトクリームをどうぞ。自然いっぱいの中で、癒される景色を眺めながら食事が楽しめます。
また、オリーブオイルやコスメをはじめとするオリーブ園オリジナルの商品はもちろん、小豆島の特産品などが購入できるショップもあるので、お土産選びにもぴったり。オリーブの栽培から加工、販売まで一貫して品質が管理されているのでどれも安心です。
家族みんなで、オリーブを「見て・食べて・遊んで」みよう
さらに園内には、世界的な彫刻家イサム・ノグチによる遊具彫刻があるのでお子さんも自由に遊べますし、昨年11月には、イサム・ノグチが制作した照明や家具、雑貨が展示されたアートギャラリー「ARTETRA(アルテトラ)」がオープン。やわらかい光がさす落ち着いた空間になっています。
これからの季節はゆっくりと散策するにはぴったり。見学して、食べて、ショッピングをして小豆島でしか体験できないことだらけ。オリーブに魅力にたっぷりと触れられる「小豆島オリーブ園」。訪れたら、誰もがもっとオリーブファンになりますよ。
住所:香川県小豆郡小豆島町西村甲2171
電話番号:0879-82-4260/0120-41-0287 (受付時間 8:30~17:00)
営業時間:8時半〜17時
営業時間:年中無休
- source:小豆島 オリーブ園
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