根強い人気を誇る、池袋の「サンシャイン水族館」ですが、先日新たなエリアがオープンして話題を呼んでいます。目玉は世界初の「天空のペンギン」で、都会の空をバックに、ペンギンたちが自由に水槽の中を泳ぎまわります。その姿はまさに圧巻!躍動感溢れる動物たちのユニークな展示はみものです。
ペンギンが空を飛ぶ!サンシャイン水族館が大幅リニューアル
豊島区のランドマークであるサンシャイン60に併設されたビルの屋上に存在するサンシャイン水族館は、水族館としては小規模ながら、その展示形式の工夫などにより根強い人気を博する水族館です。近年では、数年毎に一部リニューアルが施されていることも、人気が継続している理由の1つと言えるでしょう。
この度、世間の夏休みを前に、大規模な一部リニューアルが施され、サンシャイン水族館にしかできない展示方式が採られました。
それが、「天空のペンギン」と称されるペンギンの展示コーナーです。
屋上施設という立地を利用して、バックビューに周辺ビルを映し出すような水槽を作り、まるでペンギンが都会の空を飛びまわっているような展示方式を採用したのです。
これは見てみたい!と思い、家族連れで大混雑が予想される夏休み前に、滑り込みで視察に行ってきました。
実際は、夏休み前の平日でも、日中は長蛇の列が出来ており、人が少し少なくなる夕方の帰宅時間帯を狙って行ったところ、比較的スムーズに館内に入る事ができました。
さて、いよいよ館内に突入です。エントランススペースを抜けると、道が左右に分かれており、向かって右側へ進むと屋内展示スペースで、左側へ進むと屋外展示スペースです。
今回は、マリンガーデンと称される屋外展示スペースがリニューアルされたので、まずはそちらを見学してきました。
天空のペンギンが注目されておりますが、実は、マリンガーデン全体がリニューアルされており、立ち飲みスペースなど、ビアガーデン気分を味わえるスペースも出来ておりました。
話題になっている天空のペンギンの展示水槽は、水槽の後ろ側の壁が抜けており、バックビューに空やビルが見えるように構成されています。また、水槽前面のアクリル板がオーバーハングになっており、泳いでいるペンギンを横と下の両方から見る事ができる工夫が施されています。
こういった特殊な水槽は、水の重さとアクリル板の強度の関係もあり、水の深さや見やすさなど、緻密な計算があったようです。
陽が陰り始めると、水槽内がブルーのライトで照らされ、より神秘的な雰囲気を味わう事ができます。周囲が暗くなってから、夜空を飛ぶペンギンを見てみたいと思っていたのですが、天空のペンギンの展示時間は、昼間は泳ぎ回り、夜は陸上の巣穴で休むというペンギンの生態に合わせて19時までとなっておりました。
19時台でも周囲が明るい今の季節は、残念ながら夜空を飛び回るペンギンを見ることはできませんでした。しかしながら、ペンギンが居なくなった水槽も、青い光とその向こうに見える夜空がなかなか幻想的な雰囲気を醸し出していると感じられました。
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