世界が「日本の抹茶」に恋してる。訪日外国人にも広がる本場のMATCHA

抹茶はインバウンドでも人気!

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今、世界中で人気の抹茶ですが、それは訪日旅行客の間でも同じで、旅行に来たからには「抹茶」を求める人で大賑わい。中でも、屈指の観光スポットである京都では、宇治抹茶を中心とした抹茶スイーツやお土産が人気のようです。

やっぱり1番人気は「抹茶アイス」

抹茶ケーキやパフェなど、様々な抹茶スイーツにはまる人たちが多いようですね。

斬新な抹茶カレー!

1832年創業の「伊藤久右衛門(いとうきゅうえもん)」は、京都宇治市に本店を構える、老舗の抹茶専門店。抹茶スイーツはもちろんのこと、最近では抹茶とカレーを組み合わせた「宇治抹茶カレー」が人気のようです。斬新なメニューは日本人のみならず、外国人も惹きつけているようです。

意外な組み合わせ!「抹茶トニック」

茶畑ツアー

外国人旅行者向けに茶畑ツアーを開催する茶農家もあります。京都おぶぶ茶苑は「Guided Tea Tour」をおこなっています。

茶畑の見学、抹茶やほうじ茶を含んだ8種類のお茶をテイスティング、地元のレストランでのランチ、日本のお茶菓子試食が盛り込まれたツアー内容となっています。

「抹茶味の八つ橋。京都のお土産」

全国的に「抹茶」商品を強化

抹茶に力を入れているのは、ネスレだけではありません。近年、企業と抹茶のコラボの傾向が目立ちます。

「お〜いお茶」でおなじみお伊藤園は、昨年約5億円をかけ、静岡相良工場内に「抹茶工房」を新設。海外向けに販売販路を拡大しています。

また、日清食品は今年1月に「カップヌードル 抹茶 抹茶仕立てのシーフード味」を発売。異色の味とそのインパクトは記憶に新しいでしょう。

また、あのビスケットブランド「オレオ」が先日発表した新作は「オレオ クリスピー 抹茶ラテ」。これは日本人の消費者に開発された独自のレシピで日本限定の味だそうですが、外国人旅行客にみウケそうですよね。

企業と抹茶のコラボが増える中、こういった「抹茶味」の商品は、今後「キットカット」のように外国人旅行客の間で新たな定番お土産に加わるかもしれませんね。

以上、世界で人気の抹茶について紹介しました。

古来から飲まれ続けてきた抹茶。私たち日本人にとっては身近な存在でしたが、今「世界のMATCHA」として大きく羽ばたきはじめ、いま、世界中が抹茶に恋する時代に突入しました。よくよく考えみると、何百年ものあいだ世界に知られていなかったというほうが不思議ですよね。

今後も日本の地方の茶農家とパートナーシップを組む本格派の海外のレストランやカフェも増加するはずなので、抹茶を生産する茶農家には大きなチャンスが待っているのではないでしょうか。

また、企業が「抹茶味」の商品化に本腰を入れ始めたのも大きな動きですね。今後も様々な抹茶味の商品が増えることでしょう。

抹茶の本場のひとつである京都に訪れる訪日外国人が様々なスタイルで抹茶を楽しむ姿をみると、これは一時的なブームでは終わらず、今後も加速することが考えられます。個人的には、ROYCEが販売するポテトチップチョコレートの抹茶チョコレート版なんかあったら、爆発的にヒットするのではないかと、密かに思っています。

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文/ジモトのココロ編集部

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