首都圏に近い湘南の地で、食材にとことんこだわった新しい形のBBQイベントが始まりました。その名も「プレミアムBBQ」。仕掛け人は、湘南の地でブランド肉「みやじ豚」
今回は9月10日に開催された1回目のプレミアムBBQを取材してきました。手ぶらで行けて、お肉のコーディネーターもいる、至れり尽くせりのBBQの魅力を紹介します。
湘南のブランド牛も。食材がプレミアム！
まずなんといっても食材がプレミアムなんです！
一流レストランで使われている「みやじ豚」ほか、全国に誇る地域のとっておき食材を、生産者といっしょに味わう「地域密着型」のBBQであることに加え、地域の畑や農場を見学して、その場で収穫体験を楽しむといった食育コンテンツも盛り込まれた地域の魅力満載のプログラムが、食にこだわりを持つ意識の高い参加者たちの心をわしづかみ。
月1回の開催を予定している「プレミアムBBQ」の食材は、毎回内容が異なります。例えば1回目は、全国の農家・猟師から食材を購入できるスマホアプリ「ポケットマルシェ」とのコラボで、湘南地域のブランド牛「茅ヶ崎牛」の牛舎見学から始まりました。
ファミリーでの参加者が多く、子どもたちは牛を見るだけで大興奮。生産者の斉藤さんから直接、飼料へのこだわりや牛を出荷するまでの経緯などをお聞きし、その後BBQ会場へと移動。「茅ヶ崎牛」のランプ肉を参加者主体で豪快に切り分け、野菜と交互に串にさしてグリルでじっくり焼き上げました。
牛を見るのも、肉を切るのも、串に刺すのも、子どもたちは大喜び。もちろん串は、焼きあがった途端にあっという間に売り切れて、会場には「おいしい！」」の声がこだまのように響き渡ったのでした。ポケマルの本間さんは、「次はシーフードBBQで、地域の食材を紹介したい」と話していました。プレミアムBBQは、参加するたびに新しい食材に出会う楽しみがありそうです。
「肉のディレクター」による焼き加減がプレミアム！
高級食材BBQとはいえ、ただ肉を焼くだけでは、焼きすぎたり焦がしたり、おいしいお肉に仕上がらないこともあります。本場アメリカでは、ピットマスターという、肉の焼き加減や料理の行程を仕切るディレクターが存在するのですが、プレミアムBBQでは、BBQコーディネーターが、肉の焼き加減を調整し、食材のおいしさを一層際立たせる立役者として活躍していました。
茅ヶ崎牛を切り分けたり、串に刺したりといった指示から、ソーセージの焼き具合の確認、ピザの準備、ピザ釜の調整など、まわりにいる参加者たちをうまく巻き込みながら、次から次へと料理を完成させていくコーディネーターの岩井健太郎さん。
焼き具合も、おいしさも、絶妙な仕上がりです。岩井さんを中心に参加者みんなでBBQを作り上げていくという一体感を感じることができました。
会場がプレミアム！
プレミアムBBQの会場は、BLOOM FARMという貸し農場つきのパーティースペースです。フォトジェニックなキッチンと清潔なお手洗いがあり、アウトドアが苦手な女子も、小さな子どもも、安心して参加できる会場でした。周りの畑で収穫体験も可能です。
岩井さんの呼びかけで子どもたちは向かいの畑に出かけていき、完熟のプチトマトを大量に収穫して戻ってきました。そのトマトは、参加者たちの手で作られたピザのトッピングとして盛り付けられ、ピザ釜で熱せられて皮がはじけたトマトは、とにかく甘くて香りがよく、ピザの味を一層引き立てたのでした。
もちろん「みやじ豚」もプレミアム！
「みやじ豚」は旨み含有量が通常の2倍というおいしさで、農業界、特に養豚業界では知らない人はいないほど有名なブランド肉です。特に人気のある生ソーセージは、安心の無添加で子どもたちにも人気。口の中にじゅわっと広がる肉汁のおいしさがたまりません。そのほか、モモとバラの大きな塊肉は見た目にも豪快で、BBQ気分を一層盛り上げてくれました。
飲み物もプレミアム！
飲み物は持ち込み自由で、お酒が飲みたい人は、ビールやワインなどお好みのお酒を用意していました。ちなみに、会場にはフリードリンクのデトックスウォーターが用意され、そのおいしさにお代わりする人が続出。私も、デトックスウォーターのあまりのおいしさに、持ってきたお酒を忘れるほどでした。
とびっきりおいしい食材に囲まれて過ごした3時間のBBQは、お腹も心も満たして、大満足の充実した内容でした。湘南で、おいしいものに出会う「プレミアムBBQ」は月に1回の開催予定。日程や詳細は、「FARMERS BBQ」サイトで発表しています。
FARMERS BBQ
開催日時：毎週土曜日 12〜15時
場所：神奈川県藤沢市遠藤6190 弁慶果樹園内
料金：3,990円
詳細はこちらから
- image by:渡部郁子
- ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。