銭湯好きの新たな遠征スタイル。走って行く「風呂ラン」が気持ちいい

美味しい食事でお腹も心も満たされる

走った後は、美味しいものを食べてエネルギー補給！速やかな栄養補給は、筋肉の修復や疲労回復にも効果的とされています。

『白井の湯』は館内に食事処が設けられていたため、お風呂を出たらそのまま直行。

「何を食べようか…」

と悩みつつ、阿部さんは“カレーうどん定食（激辛）”を選びました。食事処のないお風呂なら、付近で美味しいお店をあらかじめ探しておくことをオススメします。

食事の前にビールで喉を潤す阿部さん。ランニングで汗をかき、お風呂で温まった身体に染み渡ります。

疲れた後の一杯は、また格別なのでしょう。仲間と一緒に訪れれば、そのまま打ち上げという名の宴会に突入するのも良さそうです。

そして熱々のカレーうどん！激辛を物ともせず食べ進めていきます。走って空腹になっているからこそ、その味わいも一入（ひとしお）です。そして阿部さんいわく、

「辛いカレーうどんは、ビールとの組み合わせが絶妙」

とのこと。食べられるメニューは場所によって全く違いますので、お気に入りのメニューが見つかれば、お風呂にプラスして食事もランニングの目的に加わるというものです。

特に地方ではご当地グルメを食べられるお風呂施設も多く、私はいつも出張した際に楽しみにしています。

なお、『白井の湯』には直売所があり、珍しい野菜も販売されていました。楽しかった思い出と共に、その場所の特産品や名物をお土産にするのも良いのでは。

自分用はもちろんのこと、家族がいる方はきっと喜ばれます。

風呂ランを最高に楽しむためのポイント

走って、お風呂に癒やされて、おいしい食事で満たされる『風呂ラン』。その過ごし方を一度経験してしまえば、いつもの休日がもっと楽しみになるかもしれません。

お休み処のあるお風呂なら、ちょっとストレッチして筋肉を解す…なんていうことも可能。まさに、ランナーにとっては最高の時間と言えるのではないでしょうか。

風呂ランをより楽しむポイント10

最後に、『風呂ラン』をより楽しむためのポイントを10個ご紹介します。

必ずしも全て当てはまる必要はありませんが、お風呂やコースを選ぶ際などの参考にしてください。

1.水風呂があると、火照った身体をアイシングできて便利
2.ただのお湯ではなく、温泉ならさらに効果効能が期待できる
3.帰宅は“電車一本”だと楽ちん（飲んだ後でも安心）
4.一人より仲間と走ればもっと楽しくなる
5.事前に自宅や駅などからの距離を計測して、無理のない長さ・ペースで走ろう
6.サンダルを持っていくと蒸れたシューズを再び履かずに帰れて快適
7.走った後は少しクールダウンしてからお風呂に入る
8.長い距離を走るときは、途中にコンビニなど休憩スポットのあるコースを選ぼう
9.自然豊かな場所など、非日常的なコースはランニングの楽しさを倍増させてくれる
10.リピートしたいお気に入りの場所が見つかったら回数券がお得

私は自宅近くに温泉施設があるため、よく走った後にそのまま子どもを連れて行きます。

また、仲間とLSDなどのロング走を行う際には、お風呂をゴールに設定することがほとんど。

たまにシャワーで済ませてしまうこともありますが、やはり充実感や疲労の抜け具合が違います。究極の休日ランニング・ライフ『風呂ラン』を、ぜひお試しください。

• ※初出時より一部修正・加筆させていただきました。
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