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豪雨になんて負けん。愛媛のみかん農家たちが前を向いて立ち上がった

TRiP EDiTOR編集部 k
2018/09/12

2018年7月に発生した西日本豪雨の影響で、みかんの名産地・愛媛県宇和島市は大きな被害を受けました。猛暑のなかでも泥や土砂の撤去作業が行われていましたが、まだ復旧の見込みは立っていません。とても悲しいことに、あの甘くてぷりぷりの愛媛のみかんを食べることができない状況が続いているのです。しかし、みかん農家の方が立ち上がり、全国へ美味しいみかんを届けるために宇和島市「吉田町」を応援するプロジェクトがクラウドファンディング「FAAVO」から始まりました。愛媛みかんは全国に誇れるみかんです。この機会に農家の方々を応援してみてみませんか。

愛媛県といえば「みかん」、みかんといえば「愛媛県」

みなさんは「みかんの名産地」と聞いてどこを思い浮かべますか? そう、みかんといえば愛媛県ですよね。「愛媛県の蛇口からみかんジュースが出るらしい」という噂のおかげで松山空港ではポンジュース(みかんジュース)が出る蛇口が常設されるなど、愛媛県とみかんは切っても切れない関係にあります。ちなみにトリップエディター編集部の四国担当も頻繁にこのネタを振られます。

そんな大人気の愛媛みかんの多くは、八幡浜市や宇和島市で作られています。なかでも宇和島市にある吉田町は江戸時代からみかん栽培を行なっている、いわゆる愛媛みかん発祥の地なのです! 吉田町は急傾斜が多く、平地が10%しかない地形で、水はけがよく安定した気候でみかん作りにとても適しています。太陽と潮風をたくさん受けて育った吉田町のみかんは甘くてみずみずしいと評判! 

一般的に“みかん”とは温州みかんのことで、甘さのなかにコクのある味が特徴的です。吉田町では収穫時期によって呼び名も味も異なり、7月は温室みかん、9月はグリーンハウス、10月は極早生みかん、12月は南柑20号といった種類があります。その他にもせとかデコポンはるみ南津海(なつみ)などの品種のみかんが栽培されています。とくに「みかんの大トロ」と呼ばれている“せとか”はジューシーな果汁ととろける甘さが特徴的で、人気のあまり予約分で売り切れることも少なくありません。

果肉がぎっしり詰まった「せとか」

作り手の愛情がたっぷりこもった美味しいみかん

美味しいみかんに育てるためには様々な作業が必要です。甘くて大きいみかんに育てるために夏の暑い時期には何千本ものみかんの木の果実を間引きしています。さらに害虫や病気から守るために消毒を行い、枝や葉っぱに太陽の光がまんべんなくあたるように枝を切り落とします。冬にはみかんがしもやけを起こして腐敗しないよう、スピーディに収穫。これだけでも大変な作業ですが栽培のほんの一部でしかありません。吉田町の農家の方達は美味しいみかんを全国へ届けるために、そして安定した生産をするために試行錯誤の上、一生懸命愛情を込めてみかんを栽培しているのです。

吉田町のみかんが食べられなくなる…?

2018年7月、美しい風景を持つ吉田町を猛烈な豪雨が襲いました。地中に大量の水が浸み込んで地盤が緩み、傾斜のある地形も災いして深刻な土砂崩れが発生しました。山の頂上から崩れ落ちた大量の土砂がみかんの木を根こそぎ押し流し、スプリンクラーや収穫に欠かせないモノラックもすべて土砂の餌食に。農園だった場所は跡形もなくなってしまいました。

被害を受けたのは農地だけではありません。普段使用していた道路までもが土砂に埋まってしまったため被害を免れた農地へ足を運ぶことが困難な状況が続いています。また今回の西日本集中豪雨の影響で、意欲を失い、離園しようと考えている農家の方も少なくありません。

しかし、吉田町は全国的にも珍しい40代以下の若い後継者がたくさんいる地域です。次の世代に引き継いでいかなければ、吉田町のみかん栽培は衰退してしまいます。そこで彼ら“吉田町法花津玉津地区のみかん農家”が立ち上がり、今回のプロジェクトを結成しました。

分かっている範囲での被害総額は、宇和島市の農業関係全体でおよそ150億円近くにも上ります。もちろん国からの支援もありますが、全てを国に頼るのではなく、自分たちの力で復旧したいという強い思いが吉田町の農家の方々にはありました。先日の豪雨の影響でみかん畑を山ごと失ってしまったみかん農家にとって、復興するためにはクラウドファンディングで全国の方からの支援が必要不可欠です。若い後継者たちの熱意を絶やさないためにも、災害に負けず立ち上がったみかん農家の方々を今回のプロジェクトで応援してみませんか?

支援金の使いみち

支援金の使い道は国、県、市などの補助でまかないきれない部分に使用されます。農地を元どおりにするところから始まり、スプリンクラーやモノラックの修理を行い、みかん農園の復旧に支援金が活用されます。また、再び豪雨が襲ってきたときに同じ被害に合わないよう、専門家に調査を依頼して対策を講じていかなくてはなりません。

日に日に西日本豪雨の被害について報道される回数が少なくなってきましたが、まだ完全復旧な復旧というわけではありません。しかし時間はかかるかもしれませんが吉田町の農家の方達は諦めずに復旧へ向けて前に進んでいます。ぜひこの機会に応援してみてはいかがでしょう。

みかん栽培を若い世代へ、未来へのこすためにも、どうぞお力をお貸しください。

 

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