予算相場は?東西の「横綱」温泉はどこ?温泉旅行の目的地を決めるポイントを調査

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東は草津温泉、西は別府温泉が支持される理由は?

『第10回 みんなで選ぶ 温泉大賞(BIGLOBE調べ)』によると、東日本エリアでは10年連続で草津温泉がトップの横綱。西日本エリアでは3年連続で別府温泉が横綱に選ばれていました。いずれの行き先も都心部から移動時間が2時間~3時間以内、予算2万~3万円未満で楽しめるので、意識調査で最も多かった回答にぴったりな条件がそろっています。

草津温泉は江戸時代の温泉番付(1908年発行「大日本温泉一覧」)でも横綱の地位を獲得。しかも湯畑の前には、江戸時代から続く老舗旅館「ホテル一井」があります。同ホテルは6つの源泉のうち、2つの源泉を引いており、贅沢に源泉かけ流しで楽しめるのが魅力のひとつ。新幹線を使えば東京から2時間程度、特急でも3時間ぐらいでアクセスできます。

別府温泉は江戸時代の番付では前頭6枚目あたりだったので、かなりの出世です。ちなみに城崎温泉は関脇、有馬温泉は大関でした。なお、『第10回 みんなで選ぶ 温泉大賞(BIGLOBE調べ)』の旅館ホテル部門で西の横綱に選ばれたのが、別府温泉の「杉乃井ホテル」です。別府湾を一望できる棚田状に広がる絶景露天風呂が人気で、晴れた日は四国まで望めるロケーションの良さが魅力です。

いずれの温泉地にせよ、魅力的なホテルがあり、泉質の良さ、ロケーションの魅力など、さまざまなポイントを手堅く押さえているところが人気の秘密なのかもしれません。

20代から30代の女性から注目されている別府温泉

今回の「温泉に関する意識調査」で、別府温泉にいったことはないけれど、興味があると答えた人は74.8%。中でも20代女性は82.6%、30代女性は85.3%が興味ありと回答しています。

どちらかというと若い女性に人気なのは、同じ大分県でもおしゃれで洗練された湯布院というイメージがあったので意外でした。ここ最近の、昭和レトロブームの影響でしょうか。

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別府温泉も草津同様に豊富な湯量を誇り、町のあちこちでもうもうと立ち上る湯気が温泉街らしい情緒を感じさせます。多彩な泉質で名物「地獄めぐり」もなかなかフォトジェニック。豊後水道から水揚げされた関アジや関サバ、城下カレイ、野菜・卵の地獄蒸しなど、ここでしか楽しめないグルメも充実しています。

東京からも飛行機を利用すれば2時間少しで移動できる別府温泉。まだ行ったことがないという人は、次の温泉旅行に検討してみてはいかがでしょうか?

source:@Press!

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