外国人が日本に再び恋をする、流行りの「ニッポン体験」旅行とは?

毎年インバウンドの数は増えており、なかには日本に何度も訪れる外国人も多いようです。観光庁が発表した平成29年の訪日外国人の消費動向によると、「日本にまた来たい」と回答した人はおよそ9割を越え、そのなかでも「必ず来たい」と回答した人は全体の58.6%にものぼりました。嬉しい限りですね。では、いったいどのような理由でまた訪れたいと思ったのでしょうか。

訪日外国人が回答した「今回したことと次回したいこと」の結果を見てみると、今回したことでは「日本食を食べること」や「ショッピング」が圧倒的に多いのですが、次回したいことの数は半分近くにまで減っています。その反面、意外とテーマパーク、スキー・スノーボード、舞台鑑賞、スポーツ観戦、自然体験ツアー・農漁村体験などの体験型観光に注目している人が増えていることがわかりました。

平成29年「訪日外国人の消費動向」より

いままでは爆買いのように、商品を買う・所有する「モノ消費」に価値を感じることが一般的でした。しかし、文化や伝統を体験する「コト消費」をしたいと感じる人が日本国内でも増え、インバウンド市場にも影響していると考えられています。その一つに体験型観光が注目されつつあるのではないでしょうか。今回は、訪日外国人が注目する「コト消費」にフォーカスをあてて、日本人でも楽しめる体験スポットをいくつかご紹介していきます。

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