夏といえば、やはり海。青い海や白いビーチ(砂浜)のコントラストが眩く、見るだけで心が弾む色合いです。
でも、砂浜は白だけじゃない!世界には不思議な色をした美しいビーチがさまざまあるのです。なかでもぜひ訪れてみたいのが、「リビング・コーラル(living coral)」の色を持つビーチ。
リビング・コーラルはイギリスのパントン社が発表する「カラー・オブ・ザ・イヤー」として2019年の色と決定されたことから、雑誌やファッションなどで目にした方もいるかもしれませんね。
コーラルは珊瑚のことをさし、珊瑚の生命感じるあたたかで柔らかなトーンのピンクのこと。今回は、この美しきリビング・コーラル色の絶景ビーチを厳選して5つご紹介します。
眺めるだけで旅行気分を味わえる絶景ビーチで、夏休みの気分を盛り上げましょう!
※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
目次
クレタ島「エラフォニシビーチ」/ギリシャ
ほんのり淡く染まったピンク色の砂浜と、透き通った海のコントラストが特徴的なクレタ島の「エラフォニシビーチ」。砂にピンク色の貝殻が砕けて混じっていることから、きれいなピンク色に見えます。
ホリデーシーズンには多くの観光客が訪れ、特にヨーロッパの方に人気の観光地とも言われています。
島内には「クノッソス宮殿」をはじめ数多くの遺跡が残っているため、遺跡めぐりをしても楽しいですよ。
エルセーラ島・ハーバー島「ピンクサンドビーチ」/バハマ
イギリスのチャールズ皇太子とダイアナ妃がハネムーンで訪れたことから、有名になったバハマのエルセーラ島の「ピンクサンドビーチ」。
ピンクサンドビーチという名がつく場所の中でも、もっとも有名な場所かもしれません。
砂の中に細かく砕けたピンク色の貝殻と赤サンゴのかけらが混じっているため、砂浜がピンク色に見えます。
島にはピンク色の教会などカラフルな建物が並び、どこにいても絵になる風景が広がります。バハマ名物のコンク貝を使ったシーフード料理も見逃せませんね。
ランギロア島・ティケハウ島「ピンクサンドビーチ」/タヒチ
水上コテージやハネムーン先として人気なタヒチには2つのピンクサンドビーチがあります。
ランギロア島「ピンクサンドビーチ」
まずひとつ目は、赤い珊瑚の粒子が砂に混じることで砂浜一面が淡いピンク色になっているランギロア島の「ピンクサンドビーチ」。
遠くから見ると桜貝のような優しいピンク色ですが、近くに寄って見ると少し濃いサーモンピンクのようなピンク色に見える不思議な砂浜です。
遠浅の海なので老若男女問わずゆったりとした時間を堪能できます。世界屈指のダイビングスポットとしても有名で、マリンスポーツも思う存分楽しむことができますよ。
ティケハウ島「ピンクサンドビーチ」
ランギロア島より一回り小さい島であるティケハウ島は、海洋学者ジャック・クストーが「近くの諸島のなかで最も魚影の濃い場所のひとつである」と絶賛した場所。マンタやサメなどを見ることができ、特にダイビングが人気です。
砕けた珊瑚が砂に混じった「ピンクサンドビーチ」は、優しいピンク色をしていて、朝日や夕日に照らされるとピンク色が際立ち、とても綺麗です。
コモド島「ピンクサンドビーチ」/インドネシア
コモド島の「ピンクサンドビーチ」は、オルガンパイプコーラルという珊瑚の死骸が砂に混じることで生み出されます。
バリ島から日帰りで行くことができ、日本からも比較的行きやすい場所です。
島には1991年に世界自然遺産に登録された「コモド国立公園」で、恐竜の生き残りと言われているコモドオオトカゲ(コモドドラゴン)を見ることができます。
バミューダ諸島「ホースシューベイビーチ」
北大西洋のバミューダ諸島にある「ホースシューベイビーチ」は、エメラルドブルーの海と淡いピンク色の砂浜のコントラストが特徴的です。
砂浜の多くは白い貝殻のかけらでできていますが、有孔虫の殻や赤いサンゴの破片が混じっていることから、全体的にピンク色に見えますよ。
島内には迫力満点の洞窟ツアーを楽しむことができる「クリスタルケイブスとファンタジーケイブス」や、複合施設の「バミューダ水族館・博物館・動物園」などの観光地が多数点在し、飽きることなく島を満喫することが可能です。
「リビング・コーラル」と一口にいっても、ビーチによって微妙にピンク色が異なり、周辺の観光も含めて島それぞれの魅力があります。
アフターコロナの夏休みには、ぜひリビング・コーラルの絶景を訪れてみてはいかがでしょうか。
- image by:raditya/Shutterstock.com
- ※初出2019/06/09、更新2022/07/19
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