グルメな外国人がお味噌汁に恋してる?海外視点で再発見する日本文化

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観光だけでなくビジネスで愛知県を訪れる人も多い?

先ほどの滞在目的のデータを見てみると、全体の14.4%が「企業ミーティング」を理由に来日しています。さらに「研修」目的や「インセンティブツアー」の層と合わせると、約20%の方が仕事関係で訪れていることがわかりました。

image by:愛知県訪日外客動向調査(平成30年度)

こちらは中国人だけではなく来訪された外国人全体のデータとなりますが、なんと27.7%の方が「職場の同僚」と来ているとの統計が出ています。

実は愛知県の外国籍住人の数は、東京に次いで全国2位。企業側の受け入れ体制も整っており、企業の外国人研修で使われることもあるそう。そのため仕事関係で滞在される方が多いのかもしれませんね。

満足度・満足した点(上位10項目)

image by:愛知県訪日外客動向調査(平成30年度)

愛知県に訪れた中国人の満足度について、最も多い回答は「満足」の67.0%でした。次いで「非常に満足」も30.5%と、ほとんどの来訪者は満足と回答しています。

「交通アクセスの便が良い」ことを理由に満足度が上がる点などは、多国語表記の看板を増やすなど、外国人対応の支援事業を積極的におこなう愛知ならではの魅力でしょう。

image by:愛知県訪日外客動向調査(平成30年度)

逆に不満に感じた点では「コミュニケーションが取りづらい」が13.5%で1位を占めています。ですが、2019年6月に愛知県多国語コールセンターが施行されたことで、今後の改善が予想されます。これからさらなる誘客の促進が期待されますね。

愛知県が「ゴールデンルート」と呼ばれる東京、箱根、富士山、名古屋、京都、大阪などの日本の主要観光都市を周る観光周遊ルートの一角を占めたことから、今後も根強い人気が予想されます。

一方で「心斎橋」「横須賀」「那覇」などの都市名・地域名を検索する傾向も増加。訪日外国人の知識が充実し、検索キーワードが細かくなっているのかもしれませんね。

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