玄関がクサイ…?外国人が驚いた「日本文化の七不思議」

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なぜ、全国で一斉に「成人式」を行うの?

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日本では20歳を迎えると、成人として社会的に大人と認められます。そして地域ごとで「成人式」が行われ、新成人たちは振袖や袴、スーツなどの正装に身を包んで一堂に会します。

もともと成人式は男性が元服(げんぷく)、女性は裳着(もぎ)という儀式でした。それがいまのような形になったのは、戦後の1946(昭和21)年に埼玉県で行われた「青年祭」がルーツとされています。

この成人式、日本ならではの行事のひとつですよね。海外でも国によって成人を祝う文化はありますが、日本のように振袖や袴に着替えて、全国で一斉に祝うことは珍しいのだとか。

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例えば、アメリカでは(州によって異なるケースもありますが)、法律上は18歳が成人とされています。ただし、お酒が飲めるようになるのは21歳を超えてからなので、日本のように成人してお酒を飲めるようになるわけではありません。

アメリカ出身のマイクさんが日本の成人式を初めて見たとき、「着物(振袖)が美しくてとてもステキ」と思ったのだとか。また、「記念すべき成人を祝うのは分かるけど、どうして全国で一斉に祝うのか」と不思議に思うそう。

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成人式が行われないアメリカでは、「Sweet sixteen(スウィート・シックスティーン)」というパーティーを開いて、16歳の誕生日を盛大にお祝いをする文化があります。

アメリカでは運転免許を16歳から取得することができるため、いわゆる「オトナの仲間入り」を祝して、16歳の誕生日を祝うのだとか。もちろん人によって祝うタイミングはさまざまなので、日本のように全国で一斉に成人を祝う行事ではないみたいです。

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