日本人にとってバカンスといえば、やっぱりハワイ。常夏のワイキキビーチでのんびりバカンス気分、トレンドアイテムが集結するショッピングモールで買い物…。自分好みに多様な過ごし方が楽しめるハワイは、海外旅行初心者でもトライしやすく、毎年訪れるという根強いリピーターもたくさんいます。
今回はハワイ諸島のなかでも、「ダイヤモンドヘッド」や「ワイキキビーチ」などがあるハワイの玄関「オアフ島」を中心に、渡航前に押さえておきたい基本情報やおすすめのスポットについてサクッとご紹介していきます。
ハワイに行ったことがないビギナーさんはもちろんのこと、行ったことがある人でも「基本のき」からおさらいして、より充実したハワイ旅行にしましょう。
目次
オアフ島とはどんな島?
ハワイ諸島の約80%の人が集結する観光の島
オアフ島はアメリカ合衆国のハワイ州に属し、州都であるホノルルがある島です。ハワイ島、マウイ島に次いで面積はハワイ諸島のなかで3番目ですが、人口は最も密集しておりハワイ州全体の約80%の人が住んでいます。他島と比較して観光地の数も非常に多く、ハワイといえばまずオアフ島を思い浮かべる人が大半ではないでしょうか。
ホノルル近郊には、ハワイ州最大の国際空港であるダニエル・K・イノウエ国際空港(旧名称:ホノルル国際空港)があり、ハワイ観光の玄関口としての役割を果たしています。
ハワイの気候と服装のポイント
夜間の寒さ対策・紫外線対策が肝
ハワイには乾季と雨季がありますが、日本と比較すると降水量が少なく、一年を通して寒暖差もあまりないため、過ごしやすい温暖な気候が特徴です。日中はTシャツなど夏の服装で快適に過ごせますが、夜は涼しく感じることもあるので羽織るものが1枚あると安心です。
また、どの季節も紫外線対策は必須。ハワイの紫外線量は最大で日本の6倍ともいわれています。日焼け止めを使うのはもちろんのこと、サングラスや帽子、日傘などの日除けアイテムは忘れずに日本から持参しましょう。羽織ものは夜の寒さ対策だけではなく、紫外線対策としても有効です。
移動する際の交通機関
初心者にはトロリーバスが手軽&便利
オアフ島内を移動する手段は、主に観光客向けのトロリーバス、一般者向けのThe Bus、タクシー、レンタカーなどがあります。ワイキキ近郊の移動には巡回型のワイキキトロリーが便利です。ピンクライン、イエローラインなど経路ごとに色分けされているので、バス前方の表示を確認してから乗車しましょう。
移動の待ち時間なく自由に観光したいという人は、レンタカーがおすすめ。運転は日本の免許証とクレジットカードがあれば問題ありませんが、左ハンドルで交通ルールが少し異なるのでご注意を。
時差と機内での過ごし方
時差は約19時間。行きの飛行機でなるべく睡眠を
日本とホノルルの時差は約19時間。日本が約19時間進んでいます。東京→ハワイ間のフライト所要時間は、行きが約6時間半~7時間、帰りが約8時間~9時間です。
行きの便は、基本的に日本を夜に出て、ハワイに朝着くことになります。飛行機でずっと起きていると一睡もしないままハワイで朝を迎えることに…。ハワイ初日からアクティブに過ごしたいなら、なるべく機内では静かに過ごし、適度に睡眠を取っておくことをおすすめします。
機内では、長時間着ても疲れない楽な服装に、寒さ対策の防寒も忘れずに。空気が乾燥しているのでマスクや、眠れない人はアイマスクやピローの持参を。
ハワイの使用通貨と両替
大金は持ち歩かずクレジット利用がベター
ハワイはアメリカに属するため、アメリカドルを使用します(2019年8月6日時点で1ドルは106.70円)。紙幣は6種類で、1ドル・5ドル・10ドル・20ドル・50ドル・100ドル、コインは4種類で1セント・5セント・10セント・25セントが流通し、使われています。
海外で大金を持つのは、危険な上に落ち着かないもの。チップ用に1ドル札や25セントがあると便利ですが、一度に大金は持ち歩かずクレジットカードを使うのがよいでしょう。両替は、空港やホテル、銀行などで行うことができますが、空港やホテルよりも街中の方がレートが安い場合が多いようです。
悩みがちなチップ文化
10〜15%が基本。小さな親切には1〜2ドルを
チップ文化は日本人にはあまりなじみがなく、海外旅行の際に困った経験のある人も多いのではないでしょうか。ハワイには、チップを渡す習慣が存在します。主に、渡す可能性が高いタクシー・ホテル・レストランを中心にご説明をしていきます。一例として参考にしてみて下さい。
タクシー
金額の約10~15%が目安といわれています。荷物を出すのを手伝ってくれたり、道路まで運んでくれたりした場合は、それとは別に1~2ドルを支払うようにしましょう。ただし電子決済のUberならチップは任意になります。
ホテル
ドアマンやポーター、ハウスキーピングには1~2ドルを。ルームサービスを注文した場合は、金額の約15~20%を。ただし料金に含まれている場合は、支払う必要はありません。レシートをよく確認しましょう。
レストラン
合計金額の約15~20%が目安。チップ込みの合計金額を支払うか、テーブルに置いて席を立ちます。クレジットカードを使えば、チップ代込みで支払うことができとても便利。合計金額に既にチップがサービス料として含まれている場合は、別途支払う必要はありません。
チップはサービスに対する心付け。上記を目安にしつつ、状況に応じて対応しましょう。
ハワイのザ・定番土産
誰にでも喜ばれる3大お土産はコレ!
オアフ島に行った際、ぜひ買ってほしい定番のおすすめのお土産をご紹介。どれも市内のさまざまな場所で売られており、手に入れやすい品です。
「ホノルル・クッキー・カンパニー」のクッキー
ハワイのお土産といったら「ホノルルクッキー」は外せません。パイナップルの形をしたかわいらしいフォルムは子どもから大人まで大人気。コナコーヒーやパッションフルーツなど、ハワイならではのフレーバーが充実しています。ばら売りもあるので、自分好みのフレーバーだけをチョイスできるのも嬉しいポイント。
また、クッキーだけではなくパッケージも多種多様でどれもオシャレ。食べ終わった後は、室内に飾ったりインテリア小物として活用したり…。食べた後も楽しめるのがホノルルクッキーの魅力です。
「マウナロア」のマカダミアナッツ
ハワイ産のマカダミアナッツはいくつかありますが、特におすすめしたいのが、販売シェアNo.1の「マウナロア」のマカダミアナッツ。甘口のハニーロースト、塩味のマウイオニオン&ガーリックなどさまざまな味があり、お酒のおつまみとしてもぴったり。
缶のほか、個包装タイプもあるので、友人や職場へのばら撒き土産としても重宝します。
「ハワイアンホースト」の マカダミアナッツチョコレート
ハワイのお土産として、とても有名。2粒のマカダミアナッツがチョコレートにコーティングされている食べ応え抜群のお菓子。定番のミルクチョコレートのほか、ホワイトチョコ味や抹茶味なども売られています。
ハワイアンホーストからは、ドライマンゴーにチョコレートをディップしたシリーズも出ており、こちらもハワイらしさ満点の人気商品となっています。
初めてのオアフ島のおすすめ観光スポット
迷ったならここへ行け!厳選5大エリア
初めてのオアフ島。楽しみたいけど、観光スポットがたくさんありすぎて、どこへ行けばいいか分からない…。そんなハワイ旅ビギナーさんに朗報。訪れて損はない定番観光スポットを紹介していきます。
カラカウア通り
ハワイ観光の中心地ともいえる、ワイキキのメインストリート。ワイキキビーチと並列するように伸びる大通り沿いには、「ロイヤルハワイアンセンター」や「ワイキキビーチウォーク」、「Tギャラリアハワイby DFS」など多くのショッピング施設が軒を連ね、ハワイ諸島一番のにぎわいを見せています。
飲食店やカフェもたくさん。ビーチから近いこともあり、水着のまま通りを歩く人たちの姿を多く見かけます。
アラモアナ・ショッピングセンター
一流ブランドのブティックをはじめアパレルショップ、スイーツ店、格安デパートなど約350ものお店が集まるショッピングモール。リーズナブルなフードコートをはじめ、飲食店も充実しているので、買い物に食事に、丸1日楽しむことができます。ワイキキの中心地からは徒歩で15〜20分程度かかるので、トロリーバスなどを利用するのがおすすめです。
ダイヤモンドヘッド
ワイキキ・ビーチとセットで、超有名なオアフ島のシンボル「ダイヤモンドヘッド」。ここにはトレイル・コースがあり、登山を楽しむことができます。登山と言っても、山頂まで30〜60分で到着できるので、子どもや足腰にあまり自信のない人でも気軽にチャレンジできます。
コースは整備されていて手すりもありますが、岩道が続くので歩きやすいスニーカーを用意しましょう。頂上から、ぜひワイキキの街並みを堪能してみて。
ハナウマ湾自然保護区
ワイキキから車で20分ほどの距離にある、全米No.1ビーチにも選出された透明度の高いビーチ。オアフ島内でも特にサンゴ礁が豊富に生息しており、シュノーケリングを満喫できます。
ハナウマ湾は自然保護区に指定されており、さまざまな禁止事項が存在します。旅行者は入場券を買った後、短いビデオを鑑賞してから海に入る決まりです。バスのほか、レンタカーでもアクセスできますが駐車場が混雑している場合もあるので注意。
クアロア・ランチ
ハワイ島の内陸にあり、雄大な山脈の大自然が広がるクアロア・ランチ。ハリウッド映画やドラマ、CMのロケ地としても使われています。
乗馬や四輪バギー、ジップラインなどのアクティビティを楽しむことができ、映画ロケ地ツアーなど雄大な牧場内を周遊するコースも用意。ビーチに飽きた人には打ってつけです。参加する場合は、動きやすく汚れても大丈夫な服装で行きましょう。
今回は、ハワイ旅行ビギナーさんに向けて、最低限押さえておくべき基本知識をご紹介しました。オアフ島には、まだまだたくさんの観光スポットが目白押し。ここで得た情報を基に、ガイドブックやインターネットも使いながら、さらに充実のハワイ旅を計画してみてください。
常夏の島で、最高の旅を。マハロ!
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