日本が誇る観光都市というと、訪日外国人観光客も多く訪れる京都は外せません。歴史的建造物や古都の街並みに、素材をいかした京料理や見た目の美しい京菓子など、食文化も充実しています。
そんな京都に旅行に行ったらお土産選びも大事。京都の定番土産といえば、ほんのり甘いあんこをシナモン香る柔らかな生地で包んだ「生八ツ橋」を思い浮かべますが、ほかにも地元住民から愛されるあんこ菓子があるのです。
そこで今回は、京都土産の新定番あんこ菓子ともいわれている「SIZUYAPAN(しずやぱん)」と「阿闍梨餅(あじゃりもち)」をご紹介します!
どれも京都駅で購入可能なうえ、売り切れ必至商品なので、知っておくと一目置かれるかもしれませんよ。
京都生まれのあんぱん専門店「SIZUYAPAN」
まず初めにご紹介するのは、2012年創業の京都で生まれたあんぱん専門店「SIZUYAPAN」。
同店の魅力は、京都の食材を使用し歴史ある京都の食文化が楽しめるあんぱんです。
パッケージデザインも工夫されており、日本ならではの家紋を「甘紋(かもん)」と称し、生産者の方々のこだわりやあんぱんの味を表現しています。
また、英語で名称の説明が書かれていたりと、購入者への配慮も嬉しいポイント。外国人観光客が多い京都だからこそ活かされるパッケージですね。和洋のコラボレーションのおしゃれなパッケージが写真映えしそうです。
あんぱんの種類はなんと全部で10種類!今回はそのなかから5種類をピックアップしてご紹介していきます。
丹波大納言つぶあん「OGURA」
「OGURA(小倉)」は、シンプルな白パンの中に良質な丹波大納言つぶあんをたっぷりと使用した定番商品です。
丹波大納言こしあんと栗「WAGURI」
「WAGURI(和栗)」には、こしあんと栗が一粒丸ごと入っています。食べごたえがあり、2種類の味を楽しめるあんぱんです。
鹿の子 抹茶あん「MATCHA」
「MATCHA(抹茶)」は生地からなかのあんまですべてに抹茶が使用されているので、抹茶好きにはたまらない商品ですね。
安納芋あん「ANNO IMO」
一般的なさつまいもより甘いことで有名な種子島産の安納芋を使用した「ANNO IMO(安納芋)」。小倉あんとは違った濃厚な甘みを感じられるあんぱんです。
丹波大納言こしあん「PLAIN」
こしあんがぎっしり詰まった「PLAIN(プレーン)」は、小倉あんぱん同様定番の種類です。こちらの商品は、玄米ローストパンを使用しているため、芳醇な香りも楽しめますよ。
今回は5種類のあんぱんをご紹介しましたが、ほかにも「CINNAMON(シナモン)」や「YUZU(柚子)」などの珍しい種類もそろっています。京都を訪れた際は、京都生まれの新しいあんぱんをお土産にいかがですか?
- 「SIZUYAPAN」KYOTO STATION STORE
- 京都市下京区東塩小路町8-3JR京都駅八条口
- 9:00~21:00
- 「SIZUYAPAN」
老舗店舗の看板商品「阿闍梨餅」
次にご紹介するのは、「阿闍梨餅(あじゃりもち)」です。
同商品を販売する「京菓子司 満月」は地元の方々に愛され、なんと創業江戸末期の1856(安政3)年から続く老舗の京菓子屋さんなのです!すべてのお菓子を熟練した職人の方々が作っているのだとか。
そんな地元民から愛される「京菓子司 満月」の看板商品と言われているのが今回ご紹介する阿闍梨餅です。この「阿闍梨」という不思議な名前、一体どのような意味を持つかご存じでしょうか。
阿闍梨とは、日本でいう天台・真言の僧位を表す模範となるべき高僧を語源とした言葉です。比叡山で修行中の阿闍梨がかぶる網代笠に似せた形と、厳しい修行中にお餅を食べていたことにちなんで、1922年に「阿闍梨餅」ができたんだとか。
粒あんのなかでも良質な丹波大納言つぶあんを使用。秘伝の餅生地としっとりとした皮が特徴的な、珍しい食感の半生菓子です。熟練された職人技が作る、長く続く歴史あるお菓子は、古都・京都のお土産にピッタリですね。
- 「京菓子司 満月」
- 京都駅新幹線改札内の各土産店にて販売中
- 「京菓子司 満月」
定番土産の生八つ橋もいいですが、京都の魅力いっぱいの「あんぱん」や、長年愛されてきた老舗の「阿闍梨餅」も、お土産に持って帰れば喜ばれること間違いなしですね。どちらも京都駅で販売されているので、京都旅行の際は駅でサクッと、スマートにお土産をゲットしてみてはいかがでしょうか。
- image by:編集部
- ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。
- ※一部誤字を修正いたしました。(2019年6月10日)