外の景色とプールがどこまでも無限に繋がって見える「インフィニティープール」は、いまやリゾート地にひとつはあるのではと思うほど人気の施設となりました。
私が人生で初めてリゾートのインフィニティープールを目にしたのは、バリの「アマンキラ」。それは“感動”と呼ぶにふさわしい体験だったと記憶しています。
当時インフィニティープールは存在そのもの自体まだまだ稀有だったのです。それから月日は過ぎ、すっかりリゾートの贅沢プールとしておなじみの存在となったインフィニティープール。
もはやインフィニティープールごときでは驚かないぞ!という人が多いと思いますが、それでは、インフィニティー温泉はいかがでしょうか。
そうです。インフィニティープールの温泉版です。温泉に入りながら、あのインフィニティー体験ができると聞けば、新たな贅沢ゴコロが刺激されませんか?
そんな贅沢ゴコロの疼きに気づいた人におすすめしたいのが、神奈川県の「箱根小涌園 天悠」です。絶景インフィニティー温泉で露天風呂体験ができる同施設について、早速ご紹介してゆきます。
極上湯のおもてなし、五感を解放するステイ
目の前を遮るものは何もない標高600mの高台に、箱根の山々を見下ろすように建つのが「箱根小涌園 天悠」です。
ロビーに始まり客室に至るまで、どこから眺めても解放感あふれる眺望に目を見張りますが、この抜群のロケーションを最大限に活かしたのが、宿自慢のインフィニティー温泉「浮雲の湯」です。
「浮雲の湯」でのインフィニティー温泉体験を表現する言葉はたくさんあると思いますが、絶景に加え“とびっきりの解放感”がピッタリではないかと思うのです。そのとびっきり感は、一度味わったら必ずクセになります。
湯船の先に広がるのは、美しく稜線を描く箱根外輪山と大きな空で、空とつながるような浮遊感はインフィニティーならでは。
それは、まるで天空から下界を見下ろす天空人になった気分で、温泉に浸かった瞬間、現(うつつ)のことなど忘れてしまうはず。
このなんとも表現し難い至福の解放感を味わいたくて、滞在中は何度も「浮雲の湯」を訪ねることになります。
ちなみに「浮雲の湯」は時間帯により男女の入替制となっていますが、「箱根小涌園 天悠」にはもうひとつ素晴らしい露天「車沢の湯」があります。
こちらは緑の中で滝を眺めながら湯浴みを楽しむ森のヒーリング温泉。まったく趣向が異なるふたつの露天風呂が楽しめるとは、なんとも贅沢です。
さらに150室ある客室にはすべて専用の露天風呂が付くので、滞在中は24時間、いつでも好きなときに温泉を楽しむことができますよ。
客室露天では美しい箱根の景色を眺めながらゆったりと温泉に浸かり、プライべートな贅沢気分を満喫。夜中に星を見上げながらの温泉もたまりません。
とにかくとことん温泉三昧を楽しみたい人にとって、いたれりつくせりの温泉事情だということがおわかりいただけると思います。
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