憂いを感じる咲き姿。都内近郊で楽しむ「秋のお花畑」10選

ハギ、キキョウ、クズ、フジバカマ、オミナエシ、オバナ、ナデシコ。何のことかといえば、「秋の七草」です。秋というとどうしても紅葉に注目されがちですが、可憐に咲く秋の花たちだって負けてはいません。

今回は、都心からもアクセスしやすい「紅葉に負けないくらい魅力的な秋の花畑」を10カ所、厳選して紹介します。

国営ひたち海浜公園／茨城県ひたちなか市

例年の見ごろ：10月中

花と緑と潮風が楽しめる公園。初夏はネモフィラで有名ですが、秋の花もたくさん見ることができます。コスモスをはじめパンパスグラス、コキア、ハマギク、ツワブキ、バラなどまさに百花繚乱。

「大草原フラワーガーデン」ではキバナコスモスとコスモス、「みはらしの丘」ではコスモスとコキアという具合に、広い公園内では異なる風景が楽しめます。見ごろは10月中。

• ・スポット詳細記事
• >>>爽やかな潮風が吹き抜ける花の王国。茨城県「国営ひたち海浜公園」（掲載日2019/06/29）

巾着田／埼玉県日高市

例年の見ごろ：9月下旬

高麗川沿いの平地で、面積は約22ヘクタール。曼珠沙華の群生地として有名なスポットです。曼珠沙華の別名ヒガンバナの名の通り、お彼岸の9月下旬には約500万本が咲き乱れます。

曼珠沙華に似たキツネノカミソリ、コスモス、それにソバの花という変わりダネも、この時期の巾着田を飾ります。

よしみコスモスまつり／埼玉県吉見町

例年の見ごろ：10下旬

毎年10月、街の中央部にある休耕地に植えたコスモスが主役のイベントです。コスモス畑の面積は約8ヘクタール、約800万本のコスモスが花の絨毯をつくります。

コスモスの摘み取りや枝豆狩りのほか、熱気球の試乗体験があり、模擬店も出店。すぐ近くに「道の駅いちごの里よしみ」がありますので、こちらへもどうぞ。

コスモスフェスティバル／埼玉県鴻巣市

例年の見ごろ：10月下旬

毎年10月下旬に、市の勤労青少年ホーム「コスモスアリーナふきあげ」近くの荒川河川敷で行われます。約9ヘクタールの敷地で1,200万本のコスモスが花を開き、そのなかには珍しい黄色のコスモスもあります。

ステージイベントも開催。近くには日本一長い真っ赤な水管橋、遠くには富士山と、コスモス以外のビューポイントも事欠きません。

牧の原公園／千葉県印西市（2019年度のイベント開催は未定）

例年の見ごろ：10月中旬

千葉ニュータウン印西市にある牧の原公園では、約5,000平方メートルの傾斜地一面にコスモスが咲き乱れます。見ごろは10月中旬。

この公園には標高約40mの築山という人工の山があり、視界が360度ということで、夜景スポットとして有名です。告白スポットとしても有名だとか。誰かと一緒に出かけてみてはいかがでしょう。

なお、2019年度は台風の影響があり、イベントなど開催は未定とのことです。

動物とふれあいながら、秋の花を堪能できるあの場所