旧暦の七夕にあたる８月に行われる京都の夏の風物詩京の七夕。平成22年に始まったこのイベントも、令和元年の今年で10回目を迎えます。

今回は、堀川、鴨川、梅小路、北野紙屋川の各エリアのほか、新しく京都府北部の宮津市エリアが加わり、会場ごとに趣向の異なるライトアップや各種催しが開かれます。

エリアごとの開催時期が異なるためチェックを！

京都市内は8月1日から18日まで（追記：宮津市は9月30日まで期間延長です！）。昨年は70万人を越える来場者が古都の夏の幽玄なあかりを楽しみました。

今年もたくさんの人出が予想されます。エリアごとに開催期間や時間が違うため、事前によーくチェックしてからお出かけくださいね！

あなたの願いを短冊に！

京の七夕では、「一年に一度、願いごとをする」という七夕にちなみ、全国から「願い」を募集。絵はがき短冊（1枚100円）に願いごとを書いて笹に飾り付けることもできます。

願いは清水寺や五山の送り火でお焚き上げされ、京都の夏の空へ届けられます！なんだかとてもロマンチックですね★なお、収益の一部は東日本大震災復興支援等に役立てられます。

また「願い」を寄せた方のなかから、抽選で素敵なプレゼントが当たる「願いごとキャンペーン」も実施中！チェックしてくださいね♪

それではエリアごとに、見どころをご紹介します！

【写真提供/京の七夕実行委員会（以下同）】

堀川エリア

二条城

京都が誇る世界遺産の一つ、元離宮二条城。こちらで行われるのは、特別名勝「二之丸庭園」のライトアップや、見る人の心を虜にするプロジェクションマッピング、来場者が願いを込めてしたためた絵はがき短冊を笹に飾る願いごとコーナー、京都に縁のある著名人や話題性のある人々からのメッセージが目を引くメッセージ行灯などを開催。

夜の庭園ライトアップでは、来訪者は歩いていくごとに見るべきものに視点が移り、誰でもお庭の観点に気づくことが出来るような光の演出が工夫されています。

堀川かがり火のみち

京友禅を育んだ地・堀川では、遊歩道に焚かれたかがり火が幻想的な雰囲気を演出。かがり火屋台村、かがり火ライブや堀川七夕ステージなど、イベントが多数開催予定となっています。

鴨川エリア

鴨川河川敷

 鴨川河川敷では、編んだ竹かごに京焼や清水焼、京仏具の伝統技術を活かした風鈴を入れ、LEDのあかりを灯した風鈴灯や、LEDの光や願い事を書いた短冊が飾られたきらびやかな七夕笹飾りなどを楽しめます。

贅沢な夏を満喫できる、浴衣デートにもぴったりの場所ですね♡

鴨川納涼2019

 鴨川河川敷で行われるもう一つのイベントが、恒例の鴨川納涼2019。ステージでのイベントや、河川美化・伝統産業等のことがよくわかるコーナー、全国各地の物産即売など、様々なブースが設けられます。夕涼みがてら訪れてみてはいかがでしょう？

鴨川エリアでは他にもお酒やソフトドリンク、甘味を楽しみながら舞妓さんの踊りを鑑賞できる「京の七夕 舞妓茶屋」（＠先斗町歌舞練場8／3～9）や七夕にまつわる日本人の思いなどを学べる講演会「七夕のおはなし」（＠八坂神社8／6）、地元京都のアーティストによる「夕涼みコンサート」（＠八坂神社8／6）を開催予定。納涼感たっぷりのイベントが目白押しですね！

京都水族館や京都鉄道博物館などの夜間延長営業も要チェック