食パンを食べるとき、何を塗って食べていますか?バターの人、マーガリンの人、ジャムの人もいれば、砂糖を振りかけて食べる人もいると思います。筆者の高齢の父親などは何も塗らずに買った状態のまま焼いて食べていますが、食パンを引き立てるさまざまなアイテムを知っている人ならば、それではちょっと物足りないと感じることがほとんどのはず。
そこで今回は、世界的なマーマレードアワード&フェスティバルの日本大会で金賞を獲得した、梅の風味が絶妙に美味しいマーマレードを紹介します。
世界マーマレードアワード&フェスティバルで金賞「いよかんマーマレードと黄金の梅」
そもそもマーマレードとは、かんきつ類の果肉と皮で作ったジャムの一種です。筆者も子どものころ、毎朝のようにパンにつけて食べていました。マーマレードは果皮の食感が、魅力のひとつだと思います。
そんなマーマレードの母国イギリスで、伝統的なマーマレードづくりを見直そうと、湖水地方にあるダルメインという大邸宅の主が2005年に品評会をスタートします。年を重ねるごとに出品者が増え、いまではダルメイン世界マーマレードアワード&フェスティバル公式ホームページによると、3,000本を超える応募があるのだとか。
日本からの出品も多く、その傾向を受けて2019年には日本大会が開催されます。その日本大会で金賞を獲得した「いよかんマーマレードと黄金の梅」が、今回ご紹介するジャムなのです。
福井の南越前町はブランド梅の栽培地
いよかんマーマレードと黄金の梅の特徴は、かんきつ類で作るマーマレードに、福井県の南越前町(河野地区)で収穫されたブランド梅「黄金の梅」を入れている点です。南越前町とは福井県の中央に位置し、嶺北と嶺南といわれる南北のエリアを結ぶような場所にある自治体ですね。
南越前町は梅の栽培が有名で、「梅ぼしのたね飛ばし日本海選手権」や「梅早つまみ競争」など、ユニークなイベントも開催されています。この南越前で栽培されたブランド梅を、製菓・製パン原材料・資材卸のカリョー(福井市)が、愛媛のいよかんベースのマーマレードに混ぜ合わせて、ジャムを作ったのです。
子どもも喜んで食べるマーマレード
梅というと、日本ならではの酸っぱい「梅干し」を連想する人も少なくないはず。そうなると少し酸味があるジャムだと予想するかもしれませんが、このジャムには梅干しのような酸味はありません。
アンズに近い梅のさわやかな風味がマーマレードのなかにプラスされているため、パンに塗らずにそのまま口にしても品のいい甘さを楽しめます。さっぱりとしたヨーグルトに入れてもなかなかですよ。
子どもが喜んで食べられる味わいに仕上がっているため、わが家の3歳と5歳の子どもも美味しいと喜んで、ジャムがなくなるまで毎日ほしがっていましたり。
完全に熟して自然に木の枝から地面に落下した、香りの強い黄色い梅の果肉を使っているからこそ、くせのない上品な味わいを楽しめるようになっているのです。
絶品ジャムを買うなら北陸自動車道「福井I.C.」すぐの直売店へ
現状で同商品は実店舗で買おうとすると、福井県の直営店でしか手に入りません。それでも直営店「C&C Fukui」は、北陸自動車道の福井I.C.から近い問屋街にあります。高速道路を降りて10分ほど走れば到着できますよ。
先日も購入しに出かけてみると、入り口の正面に分かりやすく陳列されていました。筆者が購入した際はクレジットカードが使えないといわれましたが、いままさに申請中で間もなく対応も完了するとか。
福井旅行で何かいいお土産がないかと思ったら、マーマレードと黄金の梅もベストな選択肢のひとつになってくれるはずです。ただ甘いだけのマーマレードに飽きた人は、毎朝のパン食に完熟梅の風味が香るいよかんマーマレードと黄金の梅を、ぜひとも試してみてくださいね。
- C&C Fukui
- 福井市問屋町2-42
- 0776-25-7114
- いよかんマーマレードと黄金の梅:150g入り(950円・税別)
- 月~土 10:00~19:00/日祝 10:00~18:00
- 公式Facebookページ
- image by:坂本正敬
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