大型台風19号が関東に接近中。もしも旅行時に台風に遭遇したら?
今週末に関東を直撃するといわれている、台風19号。大型で猛烈な台風19号は勢力を保ったまま2019年10月12日(土)から13日(日)にかけて関東へ接近、上陸の恐れがあると報道されています。
各航空会社の公式サイトでも運航に影響のでる空港が案内されており、場合によっては欠航になる可能性もあると発表。
では、もしも旅行のタイミングで台風に遭ってしまったとき、いったい旅行者はどのような対応をすればよいのでしょうか?今回は、出発前に台風が来た場合、そして旅行先で台風に遭った場合のケースにわけて対応策をご紹介します。
【出発前】台風の影響で旅行先に行けない場合
数ヶ月前から予定を立てていても、出発前に悪天候に遭遇する可能性があります。もしも旅行日程と台風が重なっていた場合、まずは新幹線や飛行機などの運行状況を確認しましょう。
各鉄道会社や航空会社は公式サイトの「お知らせページ」などで運行状態について随時更新を行っています。
- JR東日本:新幹線の運行情報(公式サイト)
- JR東海:お知らせ(公式サイト)
- JR九州:運行情報(公式サイト)
- ANA(全日空):運航状況のご案内(公式サイト)
- JAL(日本航空):運航状況のご案内(国内線)(公式サイト)
そのほかの在来線やバスなどに関しても随時、公式サイトにて情報確認することをおすすめします。航空会社によっては搭乗予定便の欠航・遅延に関する情報をメールやアプリ、SMSなどでお知らせしています。あらかじめ登録しておくと便利ですよ。
新幹線のキャンセル料・払い戻し手数料は?
台風の接近・上陸の影響で新幹線が動かなくなる可能性があるとき、上記でもご紹介した通り公式サイトにて払い戻しや予約変更についてのお知らせが発表されています。
JR東日本の公式サイトによると、特急・急行列車が到着時刻よりも2時間以上遅れた場合は特急・急行料金の全額が返金対象となります。また、旅行の途中で払い戻しをする場合は乗らない区間の運賃が払い戻しとなります。
特急・急行料金も全額払い戻しの対象ですが、きっぷの種類によっては払い戻しの取扱い方法が異なりますので注意しましょう。
航空券のキャンセル料・予約変更の手数料は?
万が一、台風の影響で飛行機の運航が中止となった場合、航空会社によっては予約変更や振替時の手数料等は不要です。また払い戻しに関しても手数料等が発生しないケースがほとんど。手続き自体は出発予定日の当日だけでなく翌日以降でも可能ですが、「予約した便の出発予定日より◯日以内」のように払い戻し期間が設定されていることもあるので注意してくださいね。
【現地到着後】旅行先で台風に遭遇したら?
旅先の現地に台風が接近・上陸した場合、出発前と同じようにまずは鉄道会社や航空会社の公式サイトを確認しましょう。もしも運休・欠航が確定していた場合は、台風が通り過ぎるまでの宿を先に確保することをおすすめします。台風で交通手段に影響がでても払い戻し手数料等は不要ですが、宿泊費まではカバーしてくれません。無理に移動するよりも早めに安全な場所で待機することを心がけてください。
ツアーを利用した旅行の場合は旅行会社に連絡を
個人旅行ではなく、旅行会社にてパッケージツアーを申し込んでいる場合は、まずはその旅行会社に問い合わせることをおすすめします。もしも旅先で飛行機が飛ばなくても、旅行会社が対応方法や宿泊先の手配をしてくれる場合があるため、緊急連絡先等へ連絡するようにしましょう。
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楽しみの旅行が台風の影響で中止になりそうな場合は、まず各航空会社や鉄道会社が発表している情報を確認すること、そして予約している宿泊先へ忘れずに連絡を入れるようにしましょう。
宿泊先によっては台風のようなやむを得ない状況の場合、当日の連絡でもキャンセル料が発生しないケースがあります。現地で宿を探している方もいるかもしれないので、早めに宿泊先へキャンセルの連絡を行い、必要としている方に宿をあけることをおすすめします。
また、旅行先で台風に遭ってしまった場合は外出は控えて宿で待機すること。無理な外出は危険ですので、必ず宿泊先の方の指示にしたがって安全な場所で台風が過ぎるのを待つようにしてくださいね。
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