海住山寺で文化財特別公開!紅葉狩りをしながら古寺探訪【2019秋】

Array
2019/10/31

鎌倉時代の五重塔として唯一現存!国宝の塔

内部特別公開2019年10/26(土)~11/10(日)

高さは17.7メートル。五重塔としては奈良・室生寺の五重塔の次に小さいそうです。

 建保2年(1214)、後鳥羽天皇から下賜された仏舎利(お釈迦様の遺骨)を収めるために建立された五重塔。初層内部に仏舎利が納められていることから、塔自体が厨子(ずし)のような構造になっています。これはとても珍しい構造なんだとか。

さらに、こちらの五重塔の珍しいところは、心柱(しんばしら)が礎石からでなく、初層天井から立てるという類を見ない建築方法で建てられているところ。

また、写真赤矢印の屋根の装飾品・裳階(もこし)が初層の屋根の下につけられています。裳階が施された塔は法隆寺や薬師寺でも見られますが、全国的にはかなり希少な例です。

写真提供:海住山寺

そんな専門家からも一目を置かれている名建築!!の特別公開では、極彩色で装飾された五重塔内部を公開。鎌倉時代に作られた四天王像は、彩色や金銅性の装飾類の保存状態も良く見ごたえ抜群です。写真は増長天。

写真提供:(一社)木津川市観光協会

塔の裏手へ回るとこのような紅葉と五重塔のフォトジェニックな一枚を撮影することができますよ。

襖を額縁に見立てて“額縁庭園”を愛でる

庭園へは、文殊堂の裏手にある本坊入口から入ります。

江戸時代の作庭と伝わる庭園は、三上山(海住山)を借景とした名庭です。襖を額縁に見立てて絵画のように切り取り庭の眺めを楽しむことができます。明暗のコントラストで趣のある写真を撮ってみましょう♪

縁側に座ってゆっくりと枯山水庭園を眺めます。爽やかな秋風が庭を抜けてゆき、癒しのひとときを過ごすことができました~。


まもなく、白い塀の向こうにある大きな紅葉がグラデーションで彩られます。お楽しみに!

いま読まれてます
エアトリインターナショナル コスパが高いLCC「ジェットスター」直行便でラクラク!ケアンズで大自然の癒やしを満喫しませんか?
海住山寺で文化財特別公開!紅葉狩りをしながら古寺探訪【2019秋】
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
TRiP EDiTORの最新情報をお届け
TRiPEDiTORオフィシャルメルマガ登録
TRiP EDiTORの最新記事が水・土で届きます