2020年オープンの亀岡駅前「京都スタジアム」見どころ徹底解説!
スタジアムに命を吹き込む芝
この日は丁度芝生を敷く作業の真っただ中。
スタジアムに息を吹き込む、初の芝入れシーンを見られるなんて!? 完成前の工事見学会ならでは。
まるで出産シーンに立ち会っているかのような感動がこみ上げます。
静岡県御前崎市で栽培されたセレブレーションという新品種の芝を使用。
既存の品種と違い、日陰に強く、踏まれても回復の早い丈夫さが特徴。
「アスリートの足元を支えたい!」と、生産&管理者の皆さんが日本開催のビッグスポーツイベントでの採用を目指し育てた芝だそう。
光と風、そして水
良好な天然芝を維持するために、「光・風・水」をテーマにした工夫が施されています。
ハーフタイム中にも散水でき、夏場に涼感を演出する一斉散水システムを導入したり、地上4階建てのスタジアム内を風が抜けるよう設計されています。
観客席最前列よりもさらに2m張り出した大屋根で全席を覆ったスタイルが特徴的なスタジアム。
多少の雨なら凌げるので、張り出した大屋根はサポーターにとって嬉しいポイント。
さらに、太陽の陽射しが燦々と降り注ぐように、南サイドの大屋根は強化ガラスを使用。見た目のスタイリッシュさ、エコという利点と同時に、芝生を良好な状態に保つことで選手がプレーし易い環境を作っているというわけです。
ピッチまで7.5m!! 衝撃の近さ
このスタジアムの大きなウリの一つが、ピッチとの距離!
めちゃめちゃ近いんです!
球技専用スタジアムで観戦したことのある方なら、陸上トラックが有るのと無いのとでは大違いということはよ〜くおわかりでしょう。
このスタジアム、ピッチのサイドラインからバックスタンド最前列までが、なんと7.5m!! 南北のサイドスタンドで10.5m。
さらに、スタンド最前列とピッチとの高低差は1.2m!!
選手に手が届きそうな距離感です。
吹田スタジアムなど、球技専用スタジアムは増えてきましたが、この近さ、想像したたけでも迫力&臨場感はサイコーでしょう!
グラウンドレベルでも体感
見学会では、その近さをグラウンドレベルでも体感することができました。ショーちゃんファミリーも大興奮の様子。
工事見学マニアというお父さんが応募を持ちかけ、ラッキーなことに昨年12月開催の第1回工事見学会にも当選したというショーちゃんファミリー。
「前回来たのは工事が始まって間も無い頃。重機がいっぱいで、ここがスタンドと言われないとわからない状態だった」とお母さん。
「前の時とは全然違う。早くここでサンガの試合が観たい!」とショーちゃんの高揚ぶりが伝わってきました。