2020年オープンの亀岡駅前「京都スタジアム」見どころ徹底解説!

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2019/11/20

マニアが喜ぶ工事手法も紹介

さらに、工事手法についても説明がありました。
建築マニア、工事現場マニアにはたまらないポイントでしょうね。

プレキャスト工法といって、事前に成形されたコンクリート部材を工場生産しておき、その部材を建設現場に運び込んで繋ぎ合わせる工法をとっているとか。

見学会では、クレーンで吊り上げ、合体させるシーンを動画で見せてもらいました。
天候に左右されにくいので、工期短縮、工事費削減にもなる工法だそうです。

参加者からの質疑応答タイムを経て、およそ1時間半の見学会は終了。
満足げな表情で会場を後にする参加者の皆さん。

完成前のスタジアム内覧会という貴重な体験をした参加者の皆さんたちの、スタジアムへの愛着、思い入れはひとしおではないかと思います。

「府民に愛されるスタジアムにしたい!ファンを増やしたい!愛着を持ってもらいたい!」という想いから工事見学会を企画したと京都府職員のスタジアム担当・橋本係長は言います。

完成した姿見たさに、オープン後再度皆さんが訪れることは間違いないでしょう!

建築家にお話をうかがいました!

見学会とは別の日に、スタジアムを設計された建築家のお二人にお話をおうかがいすることができました。

「できるだけ観客席とピッチを近づけることを念頭に置いて設計。前の人の頭を越して観戦できる傾斜を計算したサイトラインや、プレーヤーの声、プレーの音が感じ取れる近さに配慮しています。トップチームの試合観戦はもちろん、人々がふれあい、親しんでもらえるスポーツのメッカとなるようなスタジアムになってほしい」と東畑建築事務所設計室長の上羽さん(写真右)。


亀岡の山並みと寺社仏閣にインスパイア

「屋根部分は、多角形の面が色々な形で光ることで亀岡の山並みに馴染むように意識してデザインしました。軒裏に見える木ルーバーは、京都の寺社仏閣の軒裏をイメージ。京都府内産の杉の無垢材を全面に使用し、京都らしい格子状の印象的な外観にしようと考えました。インテリアにおいても京都を実感してもらえるよう、木や土など素材感を活かしたテーマでまとめています」と同事務所の不動さん(上写真左)。

京都府職員、建築家、工事現場で働く皆さん、芝生の生産&管理者の皆さん…多くの人たちの想いとプロの技が結集されたスタジアム。

京都府内だけでなく、全国から多くの方が訪れるスポーツの聖地、憩いの場となることでしょう。
来年のオープンが待ち遠しいですね♪

京都スタジアム寄附金募集中!

スタジアム見学会は終了しましたが、2019年の年内いっぱい個人寄附金を募集しています。
寄附金額によって特典が設けられていて、1回につき5万円以上を寄附した方は、ご芳名板がスタジアムに掲出されます。詳細は下記にて。

http://www.pref.kyoto.jp/kyoto_sports/individual_donations.html

 

現在の最新・京都スタジアムの空撮動画もぜひご覧ください▼

■■information■■
京都スタジアム
亀岡市追分町
http://www.pref.kyoto.jp/kyoto_sports/

問合せ:文化スポーツ部スポーツ施設整備課
TEL:075-414-4284
sposei@pref.kyoto.lg.jp

  • source:KYOTO SIDE
  • ※掲載時点の情報です。内容は変更になる可能性があります。
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