今年も11月の第4木曜日にある「サンクスギビング」が終わりました(2019年は11月28日)。サンクスギビングとは、その年の収穫を祝う収穫祭のことで、アメリカの伝統行事のひとつ。
収穫だけでなく、この1年頑張った自分や支えてくれた周りの人たちにも感謝する日となっています。
たいがい家族や親しい友人で集まり、焼いた七面鳥やパンプキンパイなどを囲んで食事をするのが慣しなので、いわば日本のお正月のような日といえます。
そして、サンクスギビングの翌日には1年に1度の大セールである「ブラック・フライデーセール」があり、翌週月曜日にはEコマースを中心とした大セールの「サイバーマンデー」へと続きます。
日本でもブラック・フライデーセールをするようになったので、ご存じの方もいると思います。
せっかくなので、これも日本で広まったらいいのになと思う、寄付をする日「ギビング・チューズデー(Giving Tuesday)」を改めてご紹介します。
「ギビング・チューズデー」とは?
ギビング・チューズデーは2012年からはじまったもので、サンクスギビング明け翌週の火曜日に、誰かのために寄付しようと呼びかけたり寄付をする日のこと。
「Giving Tuesday」を直訳すると「与える火曜日」となります。要は誰かのためになにかをする(またはしようと意識する)日ということです。
ニューヨークにあるNPOの非営利団体「92Y」と国連が共同で呼びかけたのがきっかけで、2019年で8年目となりますが、すでに世界中の国々50カ国で何かしらのギビング・チューズデー活動が見られます。近年のソーシャル・メディアでの拡散力が、かなり知名度アップに貢献しているようです。
寄付方法としては、たとえば、地元の学校の設備を良くするためとか特定の団体への寄付金などなど。
当然、赤十字などメジャーなNPO団体も寄付を呼びかけており、とくに近年では日本を含む世界各地で自然災害が多いので、ギビング・チューズデーをきっかけとする寄付金が、非常に重要で助かっているとのコメントも出ているほど影響があります。
寄付方法としては現金を贈るほか、飛行機のマイレージやカードのポイント、特定のハッシュタグをツイートすることで食の支援団体に寄付しますと呼びかける企業などさまざまなものがあるので、個々人なりの貢献ができるようになっています。
なお、1年目の寄付額は1,000万ドル(約11億円)、2年目は2,800万ドル(約32億円)。2015年に一気に1億ドル
越えし、昨年2018年にはギビング・チューズデーのたった1日で4億ドルも集まっています。
2019年は12月3日がギビング・チューズデー。詳しくは以下公式サイトをどうぞ。
- image by:Shutterstock.com
- ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。