「建築界のノーベル賞」を受賞した磯崎新の美しき国内作品7選

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2019年3月に日本を代表する建築家である磯崎新(いそざき あらた)氏にプリツカー賞が贈られました。

このプリツカー賞は「建築界のノーベル賞」とも呼ばれており、日本人としては8人目の受賞となります。磯崎氏の作品は100以上にのぼりますが、今回は国内で見に行ける作品をご紹介します。

目次

※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。

県立ぐんま天文台/群馬県高山村

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群馬県の緑豊かな高山村にある「県立ぐんま天文台」は、1999年に開設されました。芝生が植えられた広い敷地には、天文台の象徴といえる開閉ドームが2つ。

大きい約11mドームには、天体を直接眼で見るものとしては世界最大クラスの「150cm反射式望遠鏡」が収められています。

もうひとつのドームには「75cmクラスの望遠鏡」が備えられ、広い敷地内には、天体観測のできるモニュメントも設置。

これらは群馬の緯度に合わせて、インドの天体観測施設「ジャンタル・マンタル」、イギリスの「ストーンヘンジ」などが再現されています。

  • 県立ぐんま天文台
  • 群馬県吾妻郡高山村中山6860-86
  • 公式サイト

水戸芸術館/茨城県水戸市

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水戸芸術館」は水戸市制100周年事業の一環として1990年につくられました。

同館は「都市広場」を目指して設計されており、水・土・木を象徴する半円形の「カスケード」、芝生の築山、大きな木陰を生む3本の大木などの仕掛けを回廊でつないでいるのが特徴。

また、シンボルとしてチタン製の三角すいを重ねた形の高さ約100mのタワーを設置しています。


タワー上部の展望台からは水戸市街を一望も。さらに水戸市街のさまざまな場所からタワーをみることができます。美術館施設としてはコンサートホールや現代美術ギャラリーを備えています。

富山県立山博物館/富山県立山町

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富山県立山博物館」は、立山信仰の中心地である芦峅寺にあり、「立山」の山岳信仰にまつわる資料を展示した博物館です。

隣には雄山神社があり、建物正面にはさまざまな四角形が組み合わされたサッシ窓が置かれています。敷地内には「布橋」と呼ばれる赤い色の橋を設置。

近くの「遙望館」では立山の自然や立山信仰についての映像が見られます。床に直接座って見るようになっていて全面の壁一面が大スクリーンとなり、迫力の映像が楽しめますよ。

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