夏になると絶え間なく目にしたり耳にしたりできるホラー関連の楽しみ。テレビ番組などの特集をはじめ、お祭りなどの出張お化け屋敷なども盛り上がります。ひんやりと涼みたいという気持ちから夏に集中するイメージのホラーイベントですが、その実、一体いつがお暇なのでしょう?
この度、恐怖ソリューション企業である「株式会社ZAUNTED ゾウンテッドコーポレーション」が、日本と違う海外のホラー事情などを公開。日本でも変わりつつあるホラー事情とその人気時期など、ちょっぴり怖いけど気になる内容をご紹介しましょう。
3大キーワード【お化け屋敷】+【ハロウィーン】【ゾンビ】
ロウソクを百本立て、怖い話をひとつする度に1本ずつ消していく…そんな夏の夜の楽しみ「百物語」や、『現代俳句歳時記』(現代俳句協会編)に「幽霊」が夏の季語として載っていることから、なんとなく夏がホラーイベント真っ盛り!というイメージ。
しかし近年、日本でも街をにぎわせているキーワードが【お化け屋敷】+【ハロウィーン】【ゾンビ】なんだそう。
古くは『バイオハザード』シリーズなどから脈々と受け継がれているゾンビ人気ですが、超人気海外ドラマ『ウォーキング・デッド』をはじめとした近年のゾンビブームは、ハロウィンも相まって、相当な盛り上がりを見せています。
現在では年間のさまざまなイベントのなかでもトップクラスといえるほど街中が気合いの入ったコスプレで染まるハロウィーンにも、お化けやゾンビは欠かせない存在。ちょっとした傷メイクやゴムマスクなど、ゾンビはハロウィーン関係なく仮装しやすいキャラクターであることも特徴でした。
これらのキーポイントを捉え、ゾウンテッドコーポレーションは「ゾンビならばいつでも変身願望を叶えやすい」と分析しています。
コスプレは衣装によって似合う・似合わないが出てきたり、値段の張る衣装なども目立ちますが、ゾンビは死んでしまった人間のお化け。ある意味、どんな人にでも似合い、誰にでも挑戦しやすいキャラクターなのです。
また海外市場では、本来9月、10月がお化け屋敷の本番。夏ではなくハロウィーンがお化け屋敷シーズンであることに加え、お化け屋敷ビジネス市場や企業も圧倒的に多く、夏場にはお化け屋敷業界の展示会などが行われているそう。
海外ではその広大な敷地により一般家庭でも広い家やガレージを持っていることが多く、一般ユーザーも展示会で最新お化け屋敷ギミックやプロップを買い付けて、秋のシーズンに向けてお化け屋敷を作るなど、ハイレベルな文化が根付いているんだとか。
その気合いは日本とは比べものにならない規模で、訪問者を本気で驚かせたり、家そのものをお化け屋敷化してしまう家庭も。
ちなみに「お化け屋敷企業」はアメリカだけでも2,000軒以上あり、投資家たちへ合計10億ドルの利益をもたらしているほどの世界的ビジネス。現在は、アジア圏からの相談もどんどん増加しているそうです。
このように海外では夏だけでなく、もはや一年中がホラーシーズン。日本でもハロウィーンは数日で終わってしまうこともあり、多くのユーザーからは「もっと年中ハロウィーンパーティーを増やしてほしい」という声が寄せられているんだとか。今後、日本も「一年中がホラーシーズン」に変わっていくかもしれませんね。
また2020年の夏は新型コロナウイルスの影響で、ギュッと身を寄せ合って百物語を楽しむ…ことは難しいかもしれません。だからこそ今年は趣向を変えて、くらーい部屋で話し手の顔を見えないほど距離をとって怪談を話し合ってみたり…さらなる恐怖体験を探してみてもいいかもしれませんよ。
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