狙うは穴場。ツウだけが知っている京都の絶景「紅葉」スポット4選

成相寺 image by:PR TIMES

桓武天皇が平安京を開いて以来、近世まで日本の中心として栄えてきた京都。1,200年もの悠久の歴史を誇り、さまざまな文化や芸術が花開きました。いまでは日本屈指の観光地として、世界中から人気を集める場所となっています。

そんな京都は、秋になると全体が紅葉に彩られ、ただでさえ美しい遺産の数々がさらに壮麗な姿に。そこで今回は、少しディープでじっくりと風情を味わうことが見でき流、京都の穴場紅葉スポットをご紹介します。

※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。

慈徳院

例年の見ごろ:11月上旬〜中旬

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2003年ごろより、境内にある「大師山」へモミジの植樹が開始された「慈徳院(じとくいん)」。当初は檀家や地域の住民たちによるものだった植樹を、住職も「多くの人の交流の場に」と開始したことで、17年が経過して数はなんと600本にものぼり、見事な光景となりました。

少しずつ、丁寧に増やされてきた木々の鮮やかな姿は段々と評判を呼び、いまでは「紅葉寺」として名前が挙がるほどに。大師山を中心に広がる紅葉を見ながら石段を上がると、秋を迎えた与謝野町を一望することもできます。

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例年11月は紅葉ライトアップが行われるため夜間も非常に美しく、写真映えも抜群。中旬には「もみじまつり」も開催されます。残念ながら2020年度は新型コロナウイルスの感染予防のため、人が集まるライトアップやお祭りは中止に。

しかしお昼の紅葉も、もちろん絶景間違いなし。オリジナルの「もみじお守り」や御朱印帳も人気なので、秋空と紅葉のコントラストを楽しみに、訪れてみてはいかがでしょうか。

  • 慈徳院
  • 京都府与謝郡与謝野町明石2250
  • 0772-42-2585
  • 与謝野駅からバス
  • 協力金:300円
  • 公式サイト

成相寺

例年の見ごろ:11月上旬〜下旬

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境内から日本三景の「天橋立」や宮津湾を一望できるという絶景のビューポイントを持つ「成相寺(なりあいじ)」。創建は704年といわれ、古来より山岳宗教の修験場としても発展。ほとんどが国の史跡、重要文化財、京都府指定有形文化財などに指定されている、貴重な古刹です。

1609年、鐘を新たに鋳造しているときに見物していた母が燃えたぎる坩堝へ謝って赤子を落としてしまったという伝承が残り、鳴らされることがない「撞かずの鐘」をはじめ、普段から見どころが多く、石楠花の名所でもあります。

成相寺 image by:PR TIMES

そんな成相寺はベストシーズンを迎えると五重塔を中心に紅葉が広がり、背景に広がる天橋立との組み合わせはまさに絶景の一言。


例年は夜間のライトアップイベントも開催されており、荘厳な光景に1300年にのぼる成相寺の悠久の歴史を感じることができます。なお、2020年の開催は11月14日(土)、15日(日)予定。17時20分から21時までの間、入場無料で楽しめます。詳細は公式ページをご確認ください。

  • 成相寺
  • 京都府宮津市成相寺339
  • 0772-27-0018
  • 入山料:大人500円
  • 公式サイト

笠置山

例年の見ごろ:11月上旬〜下旬

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弥生時代にはすでに信仰がはじまり、その後も山岳信仰の修行場として時代とともに歴史を重ねてきた「笠置山」。標高289mの山頂にそびえる笠置寺も1300年の歴史を誇り、山肌に見える巨大な石が象徴となっています。

15mという大きさの岩肌に掘られた御本尊は、後醍醐天皇による「元弘の乱」の戦火により消失しているものの、迫力は健在。ほかにもいたるところに花崗岩の奇石があり、パワースポットと呼ばれるのも頷ける大自然のエネルギーに満ちています。

笠置山 image by:PR TIMES

一帯は「京都府立笠置山自然公園」でもあり、広葉樹が多い笠置山は紅葉も華やか。落ちた葉も相まって、見渡す限り一面が真っ赤に染まる光景は見逃せません。夜間ライトアップも行われ、幻想的な紅葉狩りを楽しむことができます。2020年のライトアップは11月1日(日)~30日(月)に実施予定です。

  • 笠置山
  • 京都府相楽郡笠置町笠置笠置山29
  • 0743-95-2848
  • 拝観料:ライトアップ時間は無料(通常拝観は大人300円、小学生100円)
  • ライトアップ開催予定:11月1日(日)~11月30日(月)
  • 公式サイト

けいはんな記念公園

例年の見ごろ:11月中旬〜下旬

けいはんな記念公園 image by:PR TIMES

学研都市の文化拠点として作られた「けいはんな記念公園」。コンセプトに「日本の里の風景」を掲げ、小川が流れ、竹林に梅林、棚田まである芝生広場や、大きな池のある深い森など、その敷地面積は東京ドーム5個分にもなる広大さです。

なかでも、本格的な回遊式日本庭園が作り上げられている「水景園」エリアは圧巻。10mの高さにある歩廊橋「観月橋」や、高さ7mの巨石が約500個も連なる「巨石群」など、自然と文化が一体化した驚くばかりの光景が連続します。

image by:PR TIMES

絶景の紅葉スポットは、水景園のエリア内にある「紅葉谷」。谷間にモミジが自生しているように配置デザインされ、イキイキとしたモミジの姿を縫って滝が現れる姿は見惚れてしまうもの。

夜間のライトアップ時は滝が止まり、川面が水鏡となって紅葉を映し出します。2020年のライトアップは、11月3日(火・祝)から11月29日(日)の金土日祝日に開催。混雑時は入場制限を行う場合があるので、余裕を持って訪れましょう。

  • けいはんな記念公園
  • 京都府相楽郡精華町精華台6-1
  • 0774-93-1200
  • 入園料:大人 200円、小中学生 100円
  • 公式サイト

新型コロナウイルスにより、大きな打撃を受けた観光業界。しかしながらGoToトラベルキャンペーンが始まり、京都も少しずつですがにぎわいを取り戻しつつあります。

だからこそ、今年は絶景でありながら知る人ぞ知る穴場の紅葉スポットへ。混雑を避けながら、古都の彩りをぜひ堪能してくださいね。

  • source:PR TIMES
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