2020年7月22日からスタートした「Go Toトラベルキャンペーン(以下・Go Toトラベル)」。10月からは東京都も追加され、来年2021年1月31日までが対象となっています(宿泊は2月1日チェックアウトまで)。
年末年始や冬休みも期間に該当しますので、せっかくなら地元へ帰る際にお得なキャンペーンを利用して、なるべく混雑を避けた時期に帰省したいもの。
そこで今回は、これからの時期に知っておきたい「Go Toトラベル」の基本情報から、帰省時に便利でお得な新幹線チケット、自治体が行っている旅行補助制度などについてご紹介していきます。
※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
最大50%割引「Go Toトラベル」の注意点とは?
新型コロナウイルスの影響で、観光業界ではツアー会社をはじめとしたホテルや交通機関、さらには飲食店までもが大きなダメージを受けました。
今回の「Go Toトラベル」はそんな大打撃を受けた、観光関連産業を救うために政府が打ち出したキャンペーンです。
国内の「日帰り旅行」と「宿泊旅行」が対象となり、日帰り旅行なら1人1泊10,000円、宿泊旅行なら1人1泊20,000円が割引が上限に設定されています。
さらに宿泊をともなう場合は最大半額に。
ホテルへの宿泊のみでも35%の割引が受けられますが、宿泊施設以外の消費も増えるように、旅行商品の価格の15%を「地域共通クーポン」として受け取ることができます。
トータルすると50%の割引が受けられるというわけですね。
飛行機を使う宿泊旅行なら「セット旅行」がおすすめ
ここで注意したいのが、「Go Toトラベル」は申請を出している旅行代理店やオンライン予約サイトが販売している、ツアーやセットプランのみに限られるため、個人旅行は対象外になってしまうということ。
例えば、飛行機チケットと宿泊ホテルを個人手配で予約した場合、割引の対象になりません。
ただし宿泊施設への直接予約に関しては、事業者が「Go Toトラベル事業の参加登録の認定」を受けていた場合は割引対象になります。
そのため同キャンペーンを利用するなら、できるだけ交通費と宿泊がセットになっている商品を選ぶことです。飛行機とホテルが一緒になったプランを選べば、飛行機代も含めた全体の金額から割引が受けられます。
セットプランによっては、宿泊費と交通費だけでなく「観光施設の入場チケット」や「夕食・朝食などの食事」などがついた内容も用意されていますので、かなりお得といえるでしょう。
日帰り旅行は「交通費のみ」には適用されないので注意!
上述した通り、「Go Toトラベル」は宿泊旅行だけでなく日帰り旅行も対象です。ただし、注意したいのが基本的に交通費のみには適応されません。
日帰り旅行で割引を受けるためには、旅行会社が用意した「バスツアー」などが対象となります。
もちろん日帰り旅行であっても「昼食」や「観光施設への入場チケット」も一緒になったプランが販売されていますので、個人手配するよりもお得に楽しむことができます。
地域共通クーポンは「有効期限」と「使えるお店」を要チェック
そして旅行代金の15%相当額を「地域共通クーポン」として、受け取ることができます。有効期限は旅行期間中のみと定められており、日帰り旅行の場合は当日まで、宿泊旅行の場合は宿泊日とその翌日まで。
使える地域は周辺の都道府県に限られています。宿泊地(日帰り旅行の場合は主たる目的地)の都道府県と隣接する都道府県です。
利用する予約サイトによって「電子クーポン」と「紙クーポン」に分かれています。
例えば「じゃらん」「楽天トラベル」などは紙クーポンなので宿泊地で直接受け取るかたちになり、「ヤフートラベル」「ANAトラベラーズ」「JALパック」などは電子クーポンです。最小単位は1,000円でお釣りは出ません。
ただし、お店によって使えるクーポンの種類が異なり、なかには紙クーポンだけ使える場合があります。
逆もしかりで、電子クーポンだけ使えるお店もあるので、利用する前にあらかじめ確認することをおすすめします。
- 「地域共通クーポン」取扱店舗マップ
- https://map.goto.jata-net.or.jp/