2020年11月10日、東京株式市場の日経平均株価が大幅に増進。一時、約29年ぶりに2万5,000円を突破しました。
さらに東京ディズニーランド・ディズニーシーでおなじみのオリエンタルランド、国内航空会社の日本航空やANAホールディングスなど、お出かけ・旅行関連株が急騰しています。
その背景には新型コロナウイルスのワクチン開発で注目を集める、アメリカの製薬会社ファイザーがポイントとなっているようです。
国内の旅行関連株が急騰
株式会社エイチ・アイ・エス1,628円+210(14.81%)↑
前日の終値1,418円
日本航空株式会社1,989円+348(21.21%)↑
前日の終値1,614円
ANAホールディングス株式会社2,660円+407(18.06%)↑
前日の終値2,253円
株式会社オリエンタルランド1万6,805円+955(6.03%)↑
前日の終値1万5,850円
株式会社よみうりランド6,100円+600(10.91%)↑
前日の終値5,500円
BBS Newsによると、11月9日にアメリカの大手製薬会社ファイザーとドイツのバイオテクノロジー企業バイオエヌテック(BioNTech)は、新型コロナウイルスの開発中のワクチンについて、90%以上の確率で感染を防止することができると発表。
この臨床試験結果を公表したことにより、欧米市場の株式が急騰。東京株式市場もワクチンの実用化にともなう景気の回復に期待が高まっています。
2020年序盤から旅行業界に大きな影響を与えてきた新型コロナウイルス。多くの人が感染予防のため不必要な外出や旅行を避けた結果、航空会社をはじめとした旅行業界各社の株は大きく下落してしまいました。
ワクチンの有用性が公表され景気回復の兆しを見せ始めていますが、まだまだ油断は禁物。本格回復するまでには、感染拡大を抑えることが最も重要であることに変わりはありません。
- source:BBS News,共同通信
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