日本各地にある「100円ショップ」は日常生活の強い味方。文房具にキッチン用品、インテリアグッズや食品にいたるまで、ありとあらゆる商品が100円(税抜)で買える夢のようなお店です。
高品質・低価格なアイテムの宝庫となった100円ショップは、海外にも続々進出。いまでは世界各国のユーザーが新商品を待ちわびています。
今回はそんな100円ショップを日ごろから愛用している複数の外国人にインタビューを実施。おすすめしたい愛用品や、海外の100円ショップ事情などたくさん語っていただきました。
※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
海外の「ダイソー」ってどんな感じ?
最初に、みなさんに「好きな100円ショップはどこ?」と質問してみたところ、約9割の外国人が「ダイソー」と回答しました。外国人からも指示を集めるダイソーは、実は海外店舗も多いことをご存じでしたか。
現在は26の国と地域で2,248店舗を出店しているそうです。これなら知名度が高いのも納得ですね。
では、「海外のダイソー」と「日本のダイソー」は、どのような違いがあるのでしょうか?
ダイソーだけど「100円」じゃない…/ニュージーランド、オーストラリア出身
「ニュージーランドのオークランドにあるダイソーによく行くよ。こっちでは100円じゃなくて1点につき約280円(3.50NZドル)だけど、それでも安いから重宝してる」(ニュージーランド出身)
海外のダイソーは大半の商品が日本からの輸入品。送料や関税の関係で手数料がかさんでしまうため、どうしても同じ値段では販売できないのです。
「日本の100円ショップものはおしゃれな色合いも多く、安っぽく見えないのでお出かけのアイテムとして使いやすい。100円に見えないし、この価格でこのクオリティーの高さは本当に素晴らしい。たしか、母国のダイソーは100円じゃない…」(オーストラリア出身)
ちなみに、オーストラリアのダイソーは1点につき約216円(A$2.8) と、ニュージーランドと同じく100円均一ではありません。
オーストラリア出身の男性は、「こんなに安いのに現地の商品よりも商品パッケージや梱包がしっかりしていて、さすが日本って感じ。調味料とか食料品がひとり暮らしにちょうどいい量なのもいいよね」と話していました。
「ディズニー」グッズが大人気/韓国出身
2017年6月、韓国・明洞(ミョンドン)の駅前に、1階から11階まですべてダイソーが入る超大型店がオープンしました。
「韓国にはダイソーの店舗がいくつかありますが、日本に比べて100円の商品が少なく、200〜500円の高価格帯の商品が多いです」(韓国出身)
他国に比べ高価格帯の商品が多い韓国のダイソー。価格は約100〜500円(1,000~5,000ウォン)と商品によって差があるようですが、そのぶん品ぞろえがすごいと日本の旅行者からも人気があるのだとか。
「とくに4階のディズニーコーナーがすごい!ディズニーショップ並みのグッズの多さで、ミッキーやミニーはもちろん、プリンセスグッズも充実しています。500円あれば、大きめのぬいぐるみが手に入ります」(韓国出身)
ほかにも「MARVEL(マーベル)」や「スポンジボブ」などのキャラクターコーナーも展開。キャラクター好きなら一度は訪れてみたいダイソーですね。
そんな日本とは少し事情の異なる海外のダイソー。本場、日本の100円ショップを訪れた際、外国人はどんなことに驚いたのでしょうか。