新型コロナウイルスの影響による暗いムードが日本中を覆う中、彗星の如く登場して社会現象を巻き起こしたアニメ『鬼滅の刃』をはじめ、多くの人に元気や勇気を与えている名作アニメたち。いつしか物語中に登場したり関連する場所も「聖地」として観光スポット化するようになりました。
今回、株式会社ナビタイムジャパンが、『NAVITIME』などのナビゲーションサービスを使用して目的地として検索されたスポットから発表した『2020ナビタイム スポット検索ランキング』より、「アニメ聖地ランキング」をご紹介します。
※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
神社仏閣から駅直結ビル、キャンプ場まで!人気アニメの世界にそのままトリップ
第10位 石川県「白山比め神社」/『艦隊これくしょん』『ちはやふる』
第10位は「日本三霊山」のひとつ「白山」にあり、国内に2,000社以上存在する「白山神社」の総本山である「白山比め神社」が選ばれました。
717年に開山し1,300年以上の歴史を誇り、1点の国宝、10点の重要文化財、天然記念物のケヤキやスギなどを要する、由緒正しき神社です。
旧帝国海軍の航空母艦・戦艦・巡洋艦・駆逐艦などの魂を持つ「艦娘」たちが活躍するアニメ『艦隊これくしょん』では、型護衛艦2番艦である航空母艦「加賀」にある艦内神社の分霊元として登場。
主人公が「競技かるた」のクイーンを目指すアニメ『ちはやふる』では、第17話(17首)に「第73回全国かるた競技北國大会」の会場として登場しました。
周辺は食事やお土産、観光スポットも点在しているため、聖地めぐりと共に楽しむことができます。
第9位 奈良県「金峯山寺」/『咲-saki-』
7世紀後半に創建され、高野山や熊野三山をはじめとした山岳信仰における霊場の本山として君臨する「金峯山寺」が第9位にランクイン。世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一端を成す場所として、多くの参拝客が訪れています。
古代より修験道の聖地であり、いまでも修験者や僧侶が修行を行っています。
収蔵されている国宝は数点の出土品、さらに本堂と仁王門も指定されており、重要文化財に至っては数え切れないほどの点数に及んでいるという、まさに世界遺産に相応しいお寺です。
なかでも、東大寺の大仏殿に次ぐという巨大な「蔵王堂」は見応え充分。主人公たちが麻雀の腕を競い合うアニメ『咲-saki-』では、スピンオフ作品「阿知賀編」で登場し、本尊の蔵王権現が登場キャラクターのモチーフになっているとも言われています。
第8位 京都府「東寺(教王護国寺)」/『HELLO WORLD』
796年に創建され、弘法大師・空海による真言密教の道場として発展した東寺真言宗の総本山である京都の「東寺」。京都観光では外せないスポットであり、「古都京都の文化財」を構成するひとつとして世界遺産に登録されています。
「京都のランドマーク」と名高い「五重塔」をはじめとする建造物、絵画、彫刻、工芸品、古文書など、東寺のほぼすべてが国宝と重要文化財に指定されており、どこを見渡しても絵になる光景ばかり。日本の歴史において非常に重要な、国を代表するお寺のひとつです。
結ばれるはずの相手が死亡事故に巻き込まれると知り、運命を変えようと奮闘するアニメ映画『HELLO WORLD』では、美しい朝日が昇るシーンで五重塔が登場。
物語の舞台そのものが京都のため、街のあちこちに聖地が点在しているのも旅行時に楽しめるポイントです。