一年で最も遅い春の絶景。美しく咲き誇る、北海道の有名「桜の名所」5選

3. 夜桜祭りが圧巻の美しさ!「旭山公園」/旭川市

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旭山動物園に隣接している「旭山公園」も桜の名所のひとつ。東京ドームの約4個分ほどの大きな公園で、札幌市中心部からのアクセスも抜群の場所に位置しています。

桜の季節以外でも人出が多く、札幌市を一望できる展望台からの夜景が素晴らしい場所でもあります。

標高137メートルの旭山に作られた公園には、約3,500本ものエゾヤマザクラが見られます。例年、人気を集めているのが旭山公園の「夜桜祭り」です。広い園内が桜の木を中心にライトアップされ、幻想的な雰囲気に包まれます。

夜桜祭り期間中は屋台並んだり、日によっては花火が打ち上げられることも!

4. 樹齢300年以上の桜も!「松前公園」/松前町

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お城、日本庭園、お寺など古き良き日本を感じさせる建築物と桜が一度に見られる景観は春の楽しみのひとつでもあります。そんなフォトジェニックな風景に連続して出会えるのが北海道最南端の町、松前町にある「松前公園」です。

松前公園は桜の種類が北海道一豊富なことでも知られています。多くの名所ではソメイヨシノがメインであることが多いのですが、ここ松前公園の桜はなんと約250種類約1万本以上の桜が、4月中旬から5月下旬まで実に1が月半にも渡って楽しめます。品種が違うと開花の時期もこんなにも違いがあるのですね。

松前公園で注目したいのは「三大名木」と呼ばれる歴史深い三本の桜の木。

樹齢300年以上の「血脈桜(けちみゃくざくら)」、龍雲院の傍らにどっしりと佇む「蝦夷霞桜」、1本の根から2種類の桜の花が咲く「夫婦桜」は必見です。

5. 桜と梅のコラボが見られる!「北海道神宮」/札幌市

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北海道随一のパワースポットである「北海道神宮」も春は桜に彩られます。

腰を下ろしてのお花見というわけには行きませんが、桜並木の表参道にはたくさんの露天が立ち並び境内にもあちこちに桜の花が咲き乱れとても艶やかな雰囲気に。

冬の長い北海道では桜の開花だけでなく梅の開花も遅め。北海道神宮には梅林もあり、桜と梅が同時に咲く姿が見られます。

春の花を一度に楽しめるのは北海道神宮ならでは。北海道神宮の梅林で採れた梅を使った梅酒「神宮の梅」や、同じく境内の桜で作った「桜湯茶」など縁起の良いお土産物も人気です。

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一年に一度だけ訪れる桜のシーズンは、春ならではのどこか郷愁を誘う特別な時間を感じられます。

現代ではお祭りの要素が強くなっていますが、実はお花見自体は奈良時代から受け継がれてきた伝統文化。新型コロナウイルスが落ち着いたころには、神様の宿る木として厚い信仰を集めてきた桜から、パワーをいただきたいですね。

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