たけのこの産地としても知られ、戦国武将・明智光秀の娘・ガラシャとも縁深い長岡京市。これまでKYOTOSIDEでご紹介してきた、編集部厳選の長岡京市おすすめスポットをまとめてみました!
【新型コロナウイルスの感染拡大防止対策にご協力お願いします!】
・基本的な感染予防対策(マスクの着用・手洗い・身体的距離の確保など)を徹底してください
・屋外の活動も慎重にしてください
・発熱等の症状(発熱、咳、のどの痛み、息苦しさなどの症状)がある場合は、外出を控えてください
目次
- 1竹の里・乙訓 長岡京市ってどんなまち
- 2季節ごとの見どころが満載!長岡京市おすすめ観光スポット
- 3長岡京市のご当地おすすめグルメ
- 4長岡京市版・KYOTOSIDE編集部の推し土産
- 5「びっくり」から「癒し」まで! 長岡京市で楽しめる体験
- 6編集部おすすめの長岡京コース
竹の里・乙訓 長岡京市ってどんなまち
京都府の南西部に位置する「竹の里・乙訓エリア」のひとつである長岡京市。市名は、奈良時代の日本の首都だった「平城京」から、794年に「平安京」に遷るまで10年間存在し、政治や文化の中心であった「長岡京(※)」にちなんでいます。
京都市へ電車で10〜15分、大阪へは約30分ほどの交通利便性の良いまちで、ベッドタウンとして栄えていますよ。
「京たけのこ」の産地としても知られ、伝統的な土作りから丹精込めて栽培される「たけのこ畑」は、庭園と見紛うほどに美しく整備されています。
※長岡京は現在の長岡京市、向日市、大山崎町、京都市の一部にかけて存在した、大きな都です。
また、戦国時代の美女と名高い細川ガラシャとも縁深いまちです。
明智光秀の三女として生まれ育った玉(後の細川ガラシャ)は、天正6(1578)年に父・光秀の主君である織田信長の勧めにより、16歳で「細川藤孝」の嫡男、細川忠興に嫁ぎました。
その輿入れが執り行われたのが、現在の長岡京市にあった『勝竜寺城』です。細川忠興と玉は、宮津城に移るまでの約2年間を勝竜寺城で過ごし、二人の子宝に恵まれて幸せな新婚生活を過ごしました。悲劇の美女として知られるガラシャですが、長岡京市で過ごした時間は幸福だったのですね。
このように、京都や大阪の都心部に近いながらも、豊かな自然と奥深い歴史が残るまち、それが長岡京市です。
季節ごとの見どころが満載!長岡京市おすすめ観光スポット
燃えるような深紅!大迫力のキリシマツツジに染まる春の「長岡天満宮」
学問の神さま、菅原道真公を祀る長岡天満宮では、毎年4月末前後にキリシマツツジが見ごろを迎えます。天神様といえば梅のイメージですが、長岡天満宮は日本有数のキリシマツツジの名所。外周約1kmの八条ヶ池を、推定樹齢150年のキリシマツツジが燃えるような深紅に染める景色は圧巻!!
▶【絶景】京都随一のキリシマツツジ、燃え上がるような深紅に染まった長岡天満宮へ
新緑が心地よい「光明寺」のもみじ参道
『平家物語』に登場する熊谷次郎直実(くまがいじろうなおざね)が開基といわれる、西山浄土宗の総本山「光明寺」。境内は京都屈指の紅葉の名所として知られています。
初夏には参道両側にある数百本のもみじが青々と色付き、総門をくぐり、左手に進んだ「もみじ参道」にできる青もみじのトンネルでは、思わず深く息を吸い込んでしまうような心地良さが漂います。
「柳谷観音 楊谷寺」の季節を彩る花手水と御朱印
平安時代より眼病平癒の祈願所として、天皇家や公家など高貴な身分の者から庶民まで、眼病に悩む人々に信仰されてきた歴史ある「柳谷観音 楊谷寺(ようこくじ)」。一年を通じて四季折々の美しい花手水(はなちょうず)が施されることでも有名なお寺です。
花手水(はなちょうず)とは、お参りをする前に手や口を清める為に使う水(手水)に、花や葉を浮かべて彩ったもの。始められたきっかけは、京都府指定名勝の庭に花を植えたかったものの、江戸時代の景観をそのまま残していかなければならないことで、新たに花を植えられなかったことがきっかけだそうです。
▶SNS映え!京都府内の手水に浮かんだ“花手水”スポット4選
四季折々の花々が美しい楊谷寺ですが、特に紫陽花の名所として知られています。6月初旬~7月上旬にかけては、境内に約30種、京都最⼤規模にあたる約5,000株ものあじさいが咲き誇ります。
たくさんの紫陽花で彩られた花手水も美しい!!
そしてこの時期に行われる「柳谷観音あじさいウイーク」の期間中、上書院の特別公開や限定御朱印の授与などが行われます。
▶【2021年】梅雨を彩る、美しい紫陽花(アジサイ)~京都府の名所7選
また、山深い山中に位置する楊谷寺。観光名所としてはあまり知られていませんが、実は隠れた紅葉スポット。境内が広いのでお気に入りの場所を探して散策するのも楽しみのひとつ。
御朱印好きなら秋のチェックもお忘れなく!毎年「柳谷観音紅葉ウィーク・柳谷アートフェア」が開催され、この時期限定のモミジの押し花が添えられた「淀殿美心押し花朱印」がいただけます。
そのほかにも魅力的な御朱印があるので、お参りをした証としていただける素敵な御朱印に、ついついワクワクしてしまいます。
玉(ガラシャ)が幸せな新婚時代を過ごした「勝龍寺城」
戦国武将・細川忠興の元へ16歳で輿入れした玉(ガラシャ)が幸せな新婚時代を過ごした「勝龍寺城」。現在は勝竜寺城公園として整備されており、公園内には二人の銅像も置かれています。
ガラシャという名前は、明智光秀が起こした「本能寺の変」のあと、波乱の生涯を送っていた玉がキリストに救いを求め受けた洗礼名です。
毎年11月の第2日曜日には「長岡京ガラシャ祭」が開催され、玉の輿入れ行列を再現した約3kmを練り歩く見応えある行列が行われます。例年6万人が訪れる長岡京市の一大イベントです!
※2021年の長岡京ガラシャ祭は、新型コロナウイルス感染症の状況を考慮し中止が決定しています。