世界文化遺産に認定!知っておきたい「北海道・北東北の縄文遺跡群」の魅力

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岩手県・秋田県にある縄文遺跡群

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岩手県と秋田県には合計3つの構成遺跡が存在しています。数は多くないものの、どれも当時を知るには重要な遺跡です。

  • 御所野遺跡(岩手県/一戸町)
  • 大湯環状列石(秋田県/鹿角市)
  • 伊勢堂岱遺跡(秋田県/北秋田市)

縄文時代中期の終盤を蘇らせる遺跡群の特徴を見てみましょう。

自然と一体となった暮らし「御所野遺跡」/岩手県二戸郡

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現代のように「自然を大切にしよう!」という意識ではなく、当然のこととして自然と共に生きていた縄文時代の人々。

アケビ、ドングリ、クリなどの木の実が豊かな森の中にある「御所野(ごしょの)遺跡」は、自然で暮らした人々の姿を覗き見ることができる遺跡です。

500年にも渡りこの地に集落があった痕跡があり、この遺跡から見つかった「竪穴式住居」で屋根が土でできていたということが分かりました。

大きな発見の立役者となった遺跡でもあるわけですね。併設されている博物館では土器作りや勾玉作り体験を楽しむこともできます。

パワースポット!?「大湯環状列石」/秋田県鹿角市

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全国に遺跡は数あれど、パワースポットとして人気が高い神秘のスポットはそう多くありません。遺跡とパワースポットが結びつくという珍しい形で人気を集めているのが「大湯環状列石(おおゆかんじょうれっせ)」です。

イギリス南部にある世界遺産、ストーンヘンジを彷彿とさせるという理由から日本版ストーンヘンジとも呼ばれる大湯環状列石。あれほどのインパクトはありませんが、縄文時代に人々が生み出したストーンサークルにはロマンを感じます。

およそ4000年前に作られたとされる遺跡は祭事の場であった、日時時計であった、共同墓地であったなど仮説もさまざま。神秘的なものに引かれる方にはたまらないスポットです。

  • 大湯環状列石
  • 秋田県鹿角市十和田大湯万座27
  • 公式サイト

世界でも類を見ない社会と文化を生み出した縄文時代。その魅力に触れる旅は、現代を生きる私たちにさまざまな学びと気づきを与えてくれます。縄文時代の暮らしを学んでみてはいかがでしょうか。

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