携帯電話にカメラ機能が付いて以降、以前よりも旅行先などで撮影する機会が増えた人は多いのではないでしょうか。
一般的なカメラよりも手軽に撮れる携帯電話そしてスマートフォン(スマホ)のカメラ機能は、近年では撮ってすぐにTwitter(ツイッター)、Instagram(インスタグラム)、Facebook(フェイスブック)などのSNSに投稿できます。しかも近年、多くの人に写真を見てもらえる機会もグッと増えました。
本格的な撮影となると、一眼レフカメラやミラーレスカメラにはまだまだ及びません。
しかし、スマホでのちょっとした撮影テクニックを知るだけで、SNSなどに投稿する写真のレベルが上がり、いいね!の数も増えるでしょう。プロのフォトグラファーが伝える、スマホでワンランク上の撮影テクニックをご紹介します。
目次
- 1写真の基本「構図」はスマホでも効果絶大
- 2「縦」で撮るか「横」で撮るか、インスタは基本「スクエア」
- 3スマホ写真で欠かせない「画像処理」、ただしやり過ぎに注意
- 4スマホで厳しいのは「夜などの暗いところ」「望遠」
- 5スマホ写真に多く見られる「失敗」とは
- 6新しく発売されたスマホは、カメラ性能が優秀
※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
写真の基本「構図」はスマホでも効果絶大
まず、写真には基本となる「構図」が、いくつかあります。写真の基本構図は、スマホでも活用できます。スマホでよく撮る主な構図を挙げてみました。
- 日の丸構図
- 二分割構図
- 三分割構図
- シンメトリー(上下または左右の対称)
- 放射構図
- 斜め構図
- フレーム構図(額縁構図)
「日の丸構図」は、国旗の日の丸の如く、被写体を真ん中に置いて撮ります。
「二分割構図」は画面を二分割に、「三分割構図」は三分割して見せたい被写体を配置。
「フレーム構図」(額縁構図)は、画面の四隅を額縁のように囲うことで、中にある被写体を際立たせる効果があります。
「縦」で撮るか「横」で撮るか、インスタは基本「スクエア」
スマホの場合、つい「縦」で撮ってしまいがちです。これは決して間違いではありませんが、撮る画像によって縦や横が最適だったり、写真を投稿するところ、写真を見てもらう場によって適する構図が異なったりします。
- 縦構図
- 横構図
- スクエア
「縦構図」は、スマホを縦にして見る場合、画面いっぱいにその写真が表示されるので、ある意味、スマホ向きです。実は、新聞や雑誌も、1ページの紙が縦のため、昔は縦写真こそ紙メディアに適しているといわれました。
一方、テレビまたはパソコンやタブレットの場合、画面が横のため、「横構図」が最適。誰もが最も撮りやすい構図です。
「スクエア」は、インスタグラムのプロフィール写真でのタイムラインが「1:1」の四角い構図のため、近年注目を集めています。いまでは本格的なカメラにも、スクエアで撮る設定が標準装備されています。
スマホにももちろんあり、インスタグラムにだけ投稿するのであれば、最初からスクエアで撮るのも良いでしょう。縦構図、横構図でいったん撮り、スクエアにトリミングする方法もあります。
スマホ写真で欠かせない「画像処理」、ただしやり過ぎに注意
スマホで撮った写真をそのままSNSに投稿するより、画像処理をしてから投稿したほうがきれいなことが多いです。人気のあるインスタグラマーやプロの写真家は、必ずといってよいほどキッチリと画像処理をしてから投稿しています。
画像処理でおすすめなのは、スマホに標準装備の編集機能をはじめ、「Adobe Lightroom」「Snapseed」「Foodie」「BeautyPlus」などの無料アプリ。
「VSCO」は基本無料(アプリ内課金)で、人気インスタグラマーも愛用する写真のフィルターアプリです。そのほかにも無数のアプリがあり、無料でまず試してから、より本格的に画像処理をしたいなら有料も検討してみてもよいでしょう。
スマホで撮った後に行う主な画像処理は「トリミング」「傾き調整」「明るさ調整」「ぼかし」など。曇った空などを色温度や彩度などで「色彩調整」を行う場合もあります。
気を付けたいのは、画像処理のやり過ぎです。特に、女性が美白アプリを駆使した後の画像を投稿して不自然に見えたり、建物などが色彩調整のし過ぎで本来の色合いがまったく変わってしまったり。不自然に見えない程度に画像処理を行うのが肝心です。
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