「ネパールから来ました!」という、かわいい留学生の女の子と出会ったのは数年前。
職場にアルバイトとして入ってきたその人は、日本語を学ぶためにネパールの首都・カトマンズから来日していました。
穏やかで真面目でユーモアもあって働き者。そんなネパールの女の子と仲良くなり、ネパールに興味を抱くように、そして初めてカトマンズを訪れました。
ネパールという国、カトマンズという街についてある程度調べては行きましたが、実際に訪れてみると次々とやって来るカルチャーショック!
アジアの国の混沌とした雰囲気とも、ヨーロッパのようなきらびやかな雰囲気とも全く異なる地球のどことも似ていないカトマンズへの旅は本当に刺激的で、その後、何度も訪れるようになりました。
そこで今回は、魅力いっぱいのカトマンズへの旅の基本を詰め込んでご紹介します!
目次
- 1日本とは意外と縁の深い国「ネパール」
- 2カトマンズで訪れるべきおすすめ名所
- 3カトマンズの名物グルメは?
- 4日本からカトマンズへ行くには?
- 5ネパール入国にはビザが必要
- 6トリブバン空港からカトマンズ市内へのアクセスは?
- 7カトマンズは英語が通じる?
- 8カトマンズのWi-Fi事情は?
- 9カトマンズの気候は?
- 10興味深い街カトマンズへ行ってみよう
日本とは意外と縁の深い国「ネパール」
カトマンズはヒマラヤ山脈に抱かれた国・ネパールの首都です。
遠い国というイメージがありますが、ネパールと日本は意外と縁が深く、日本で働くネパール人もとても多いです。最近は日本語学校に通う学生もネパール出身の方が多くなっています。
日本の約3分の1ほどの大きさの国土を持ち、ちょうど中央部分に位置しているのがカトマンズ。世界中から観光客も増えていますし、ヒマラヤ登山の入り口の町としてアルピニストたちも集まる都市です。
カトマンズで訪れるべきおすすめ名所
カトマンズ旅行で必ず訪れたい場所はいくつもあります。人口よりもお祀りされている神様の方が多いといわれるカトマンズの観光の中心は美しい寺院です。
ヒンドゥー教と仏教が信仰されているカトマンズの寺院はどの国のものとも異なった雰囲気を放っています。
ネパール最古の寺院「スワヤンブナート」
まずは、ネパール最古といわれる仏教寺院「スワヤンブナート」へと足を運びましょう。世界遺産にも登録されているとても美しい寺院で、黄金に輝く姿は必見です。
カトマンズは盆地で、その昔は湖だったといわれている街。湖だった時代から丘の上に建っていたとされるのが、このスワヤンブナートです。
カトマンズ市内から約2kmほど離れた場所にあるスワヤンブナートは、400段ほどの階段を登った小高い丘にあります。
辿り着いた先で目に飛び込んでくるのが金色の「ストゥーパ(仏塔)」と風にたなびく「タルチョ」と呼ばれる5色の旗。
真っ青なネパールの空の色と相まって「神様はこんなきれいな空間にいるのかも」と思わせてくれる特別な寺院です。
ストゥーパの前ではお米を投げたり、マリーゴールドの花をお供えしたりして熱心に祈っている人の姿が。周辺のお店でお供え物が販売されているので、ぜひ購入して奉納してみてはいかがでしょうか。
スワヤンブナートからはカトマンズを一望できます。また、天気の良い日には街の後ろにヒマラヤ山脈が見えることも。この見晴らしの良い丘の上から、カトマンズの街をずっと見守ってきた寺院というわけですね。
豪華で神聖な雰囲気の「ボダナート・ストゥーパ」
チベット仏教の巨大寺院「ボダナート・ストゥーパ」も定番中の定番です。こちらも世界遺産に登録されています。
建設された年月もはっきりとしていないというボダナート・ストゥーパ。こちらも真っ白なドームの上に黄金のストゥーパが建てられています。
その大きさは圧巻。遠くから見ると上に登っている人がとても小さく見えます。
お経が書かれている「マニ車」というくるくると回る装飾品も多く、とても豪華で神聖な雰囲気。周辺にはお土産物屋さんやレストランなども充実しているのでお土産さがしも一緒にどうぞ。
東南アジアのリアルを感じる「パシュパティナート」
カトマンズの数ある寺院の中でも、最も衝撃的だったのが「パシュパティナート」です。美しい世界遺産だけでなく、ネパールのリアル、東南アジアのリアルを体験したいという人にはおすすめの場所です。
ヒンドゥー教の聖地と呼ばれるパシュパティナート寺院はとても重要な場所。ガンジス川へと繋がるバグマティ川の辺りにあり、周辺にはなんと火葬場が設けられています。
ヒンドゥー教徒にとって亡くなったあとに、ガンジス川へその骨を流してもらうのはとても良いこととされています。最後の親孝行ともいえるほどのことなのだとか。
ネパールでもそれは同じで、このパシュパティナート寺院の真横で亡くなった方が火葬され、川へ流されています。
正直にお伝えすると、個人的には最初の一度だけ行っただけで、二度は訪れていません。宗教の違い、考え方の違いを感じるには最適な場所ですが、臭いがすごいのと物乞いが多く、見て回るどころではありませんでした。
それでもヒンドゥー教の宗教観に興味がある人や、文化の違いをその目で見たいという人にとっては、これ以上ない場所となるでしょう。
「タメル地区」は宿泊にも観光にもおすすめ
カトマンズで宿泊にも観光にもおすすめな街の中心ともいえるエリアが「タメル地区」です。
安宿が豊富で安い食堂もたくさん、お土産物屋さんも豊富で観光地にも歩いて行けるというバックパッカーにとっては最高のエリア。学生さんの旅行などにもとてもおすすめです。
外国人観光客も多く、昼も夜もにぎわっているので安心して街歩きが楽しめます。
カトマンズの名物グルメは?
旅の楽しみのひとつ「グルメ」。物価の安いネパールでは、滞在中3食すべて外食にしても1,000円もかかりません。スパイスなども使われてはいるもののマイルドなので、比較的口に合いやすいでしょう。
ネパールに来たからには必ず食べたいのが「ダルバート」です。ネパールの定食といったところで、いろいろなものがワンプレートに乗って提供されます。
お米と数種類のカレー、炒め物やヨーグルトが定番ですね。お店によって異なるので毎日食べても飽きません。
ネパールの人々は毎日ダルバートを食べています。一食250ルピー(約240円)程度ととても安く、しかもお米や野菜はおかわり自由です。
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