相模原に、リニアが来る。知られざる最先端の街の理想的な街づくり

リニア中央新幹線車両写真image by:相模原市

神奈川県の北部に位置する相模原市。最近、この街に移住を検討している人が増加しているそうです。新宿から約1時間の街で、いま何が起きているのでしょうか?

相模原市といえば、神奈川県で第3位の人口を誇る政令指定都市。

都心へのアクセス、利便性、住環境、山や川など豊かな自然、街中の公園など話題になることが多いですが、実はいま、この街では驚くようなビックプロジェクトが動き始めています。

それはリニア駅の建設と、返還された米軍基地跡の街づくりです。

※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。

相模原に「リニア中央新幹線」がやって来る

リニア中央新幹線車両写真。image by:相模原市

現在、この相模原市では、JR橋本駅南口にリニア中央新幹線の「神奈川県駅(仮称)」の工事が進められているのはご存じでしょうか?

リニア中央新幹線は東京都から大阪に至る新幹線の整備計画路線で、その時速500km/h。開通すると神奈川県駅(仮称)から品川まで約10分名古屋までは約60分で結ばれるという。

ちなみに、東海道新幹線の最高時速は285km/h、そのスピードを考えたら、まさに夢の新幹線といえますよね。

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そんなリニア中央新幹線の駅として工事が進む神奈川県駅(仮称)、その様子はJR橋本駅の北口の「ミウィ橋本」の8階から見ることができます。

また、2022年11月に開催された「さがみはらSDGsまなべるトラベル」では、リニア工事現場を見学することができました。


昨年12月の段階では、次の予定は公表されていませんが、今後見学ツアーが開催される可能性がありますので、相模原市公式サイトをぜひチェックしてみてください。

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ちなみに前回の11月に開催されたツアーでは、神奈川県駅(仮称)のリニア中央新幹線に関する説明のあと、関東ローム層の中を歩き、掘削作業現場を間近で見ることができるという見学内容でした。

今後、再びツアーが開催されたとしても、工事の状況により内容は変わっていくと思われますが、このような珍しいツアーに出会えたらラッキーですね。

ビックプロジェクト1.神奈川県駅(仮称)の開発

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神奈川県駅(仮称)は延長約650m、最大幅約50m、深さ約30mの大きな地下構造物。つまり、相模原市で建設中の神奈川県駅(仮称)は地下駅となります。

リニアは相模原市では地下を走ります。そして、地上に出るのは相模川の小倉橋、道志川の橋梁の予定だそうですが、防音対策の関係もあり、地上から見られるか否かは現時点では未確定です。

ただ、相模原市では「リニア車両基地」も設けられますので、リニアの姿はそこで見ることができるかもしれません。

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神奈川県駅(仮称)の駅工事が進むJR橋本駅の南側。その反対側になる北側は、1996(平成8)年から市街地再生開発事業により街づくりが進められ、現在は集合住宅や複合施設、文化ホールや図書館、また市の出張所など充実した環境が整っています。

リニア中央新幹線の駅ができると、現在のJR橋本駅周辺を中心に相模原市はどのように変化し、発展を遂げるのか、想像するだけでもワクワクしてきます。

これがビックプロジェクトの1つ目です。では、続いて2つ目も紹介しましょう。

ビックプロジェクト2.米軍基地が返還によるJR相模原駅前の開発

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こちらはJR相模原駅の北側の風景です。一見すると長閑な田舎の風景に見えますが、ここは日本政府に返還された米軍基地の一部(相模総合補給廠及び相模原住宅地区)だった場所。

この駅前にある広大な敷地を利用した街づくりが始まろうとしています。

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相模原市には3つの米軍基地があり、そのひとつである「相模総合補給廠(ほきゅうしょう)」は約214ヘクタールの大きさ、その17ヘクタールが2014年(平成26)年9月に日本政府に返還されました。

そして、約35ヘクタールは2015年(平成27)年12月に米軍との共同使用、その共同使用区域のうち10ヘクタールは「相模原スポーツ・レクリエーションパーク」となっています。

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ここでまず注目したいのは、JR相模原駅の北口を出てスグの広大な敷地(17ヘクタール)に新しく商業施設や住宅地が出来る計画があるということです。

具体的な構想が出来上がるのは2年後くらい、そして完成するのは2030年ごろとされています。

将来的にリニア中央新幹線が開通すると、隣駅(JR橋本駅)から約10分で品川駅(東京)に行けるようになります。


米軍基地の中に公園が!?

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新たに街づくりが始まるJR相模原駅の北側、ここには返還された敷地以外に、米軍との共同使用区域があります。

共同使用とは、簡単にいえば日本政府に返還されていないエリアのこと。

そのひとつである「相模原スポーツ・レクリエーションパーク」は、米軍の軍事用のフェンスで囲まれ、夜間は米軍の管理となる非常に珍しい公園です。

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公園内にある子どもたちが遊ぶ遊具などの安全認証は、米軍と日本の基準と照らし合わせてグレードが高い方を採用され、聴覚障害、視覚障害の方も楽しく遊べるように配慮されています。

小さな子どもが遊びまわれる「遊具広場」のほか、チョークで自由にお絵描きができる「あおぞらキャンバス」、広大な「芝生広場」や「ボール遊び広場」「人工芝グラウンド」などがあり、広々とした空間で思いっきり遊ぶことができます。

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ちなみに、「相模原スポーツ・レクリエーションパーク」の広さは10ヘクタール、その大きさは東京ドーム約2個分に相当する面積です。

このような大規模な公園が、JR相模原駅北口から徒歩で約7~8分の場所に新しくできあがりました。

そして、返還された相模原駅前の街づくりが完成したら、すぐ近くにスポーツが楽しめる公園があるワケです。とっても魅力的ですね。

  • 相模原スポーツ・レクリエーションパーク
  • 神奈川県相模原市中央区小山2679
  • JR横浜線「相模原駅」北口から徒歩約8分
  • 年中無休
  • 開園時間:8:30~17:00(5〜8月は19:00まで)
  • 相模原市公式サイト
  • 駐車場:あり(無料)

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