日本語の「喫茶」の意味が…外国人の前で言ってはいけないNGワード

image by:Shutterstock.com

人口の多い都市部に住んでいると、さまざまな出身地の人と出会います。北海道出身者だったり、都内出身者だったり、あるいは海外出身者だったり。

いろんなルーツを持つ人が集まるからこそ、ふとした瞬間に方言や母国語が出るときがありませんか。筆者の場合、たまに聞き間違えてしまうことがあります。

あるとき、とある国出身の知人と日本語で話していたとき、どうやら母国語に聞こえる言葉があったらしく、会話がすれ違ってしまったことがありました。

そのときは「空耳」くらいの気持ちでお互い笑ってすみましたが、実はなかには海外でちょっといやらしい意味に聞こえてしまう日本語があるんです。

※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。

「せーの」というかけ声

image by:Andreea Sacher/Shutterstock.com

いろんなシーンで、自分以外と息を合わせるときに使う「せーの」というかけ声。とても便利な言葉ですよね。

それこそみんなで何かをするとき、この言葉は欠かせないといっても過言ではありません。

しかし、この「せーの」という日本語、気をつけたい国があります。それが「イタリア」です。

イタリアといえば美味しいご飯に美しい景色、日本とはまた違った体験をできる魅力的なヨーロッパの国のひとつですよね。ただ、イタリアでもしも「せーの」という場合、現地では別の意味に聞こえてしまう場合があります。

image by:Creative Lab/Shutterstock.com

『伊和中語辞典』(小学館)によれば、イタリアで「せーの(seno)」は「(特に女性の)胸」を意味するそう。


もしもイタリアではなく、日本だったときのことを考えてみると、外国人が「むね!」といって、何かを一斉にしている姿をみると驚いてしまいます。

もちろん偶然かもしれませんが、いきなりイタリアの観光名所で写真を撮るときに、日本人が「むね!」といってジャンプをしていたら、きっと不思議な光景に見えるのではないでしょうか。

「喫茶店」はちょっと危うい?

image by:MAHATHIR MOHD YASIN/Shutterstock.com

もうひとつ、日本人が海外でいうかもしれない言葉について。

皆さんは、カフェや喫茶店へ行くことはありますか?行きつけのお店で美味しいコーヒーに癒されたり、旅先で一息ついたりすることがきっとあるでしょう。

しかし日本語の「喫茶(きっさ)」には要注意。「喫茶店」や「漫画喫茶」など、その言葉がつく単語はたくさんありますが、「スウェーデン」では気をつけておきたい日本語のひとつ。

image by:Martin of Sweden/Shutterstock.com

スウェーデンの公用語であるスウェーデン語で、喫茶は「kissa」と聞こえる可能性があります。

『スウェーデン語日本語辞典』(大学書林)によれば、これは自動詞で「小便をする」という意味があるそう。

例えば、一緒に旅行を楽しんでいる人に「どこに行く?」と聞いたとき、「喫茶店」といわれたら、その言葉を聞いていたスウェーデン人はびっくりしてしまうかもしれません。

コーヒーを飲みながら休憩したいときは、「喫茶店」ではなく「カフェ」というと、違った意味を連想させずにすむでしょう。

もちろんこれらのケースはごく稀かもしれません。しかしながら、海外旅行先で誤解されないためにも、意味を知っておくとトラブルを避けることができるのではないでしょうか。

ぜひ海外文化を楽しむためにも、身近な言葉に注目してみてくださいね。

  • image by:MAHATHIR MOHD YASIN/Shutterstock.com
  • ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。
  • ※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
いま読まれてます
TRiP EDiTOR編集部 :TRiP EDiTORは、「旅と人生をもっと楽しく編集できる」をコンセプトに、旅のプロが語りつくす新しい旅行メディアです。