韓国の電車には、日本と同じように、お年寄りや身体が不自由な人のための「優先席(韓国語で『老弱者席』)」が設置されています。
日本ではあくまでも「優先席」として、対象者以外が座ってはいけないというルールはありませんが、韓国では優先席の利用者に対して、絶対的なルールがあるそうです。
若者が優先席に座るのは絶対NG?
「日本では、電車の車内が空いていたら優先席に座ってもいいという風潮があるけど、韓国では優先席に健康な若者が座るのは絶対ダメ」(韓国出身者)
「どんなに席が空いていても若者は優先席に絶対に座りません。もしも座ったら、周りから『若いくせに』と注意されます」(韓国出身者)
「韓国では優先席が空いてても座ってはいけません。必ず年上の人に譲ることになっているからです。満員電車でもそこだけ空席なこともあります」(韓国出身者)
韓国では「儒教」の教えにのっとり、年上の人を敬うことが当たり前とされています。そのため、電車に設けられている優先席に若者が座ることはないのだそう。
優先席以外でも、お年寄りや年長者に席を譲ることは当然の行為と考えるようですが、ちょっとしたトラブルもある様子。
お年寄り同士は座席に座るために、年齢で競い合ったり…。あくまでも思いやりの気持ちを持って席を譲り合いたいところ。
韓国といえば、日本人旅行者も多く訪れる人気の旅行先のひとつ。現地でのトラブルを避けるためにも、電車に乗る際は注意しておきたいですね。
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