島全体がパワースポット。絶景が待つ「鬼の洗濯板」と「青島神社」への旅

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宮崎県の南東部、日向灘に浮かぶ小さな島「青島(あおしま)」。宮崎本土ともとても近く、橋で結ばれている青島は島全体がパワースポットといわれ、多くの観光客が訪れます。

小さな青島ですが、自然が生み出した壮大な絶景と青島にしかない特別な景色が目白押し。かつて禁足地だった特別な島へ出かけてみましょう。

目次

島全体が天然記念物の「青島」

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明治時代まで聖なる土地として禁足地だった青島。いまでもパワースポットとして知られている青島は、エネルギーにあふれた自然の宝庫でもあります。

温かな気候は熱帯の植物を育み、北半球最大の亜熱帯植物群となっていて、遠くから見ると青々とした森が島を包んでいるように見えます。

なぜ「禁足地」だった?

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古くから、神事が行われてきた「青島」。島自体が青島神社の神域とされ、神聖な場所として扱われてきました。

その理由は、海上での交通安全や豊漁など、海洋に関する祈願するための神社で、神聖な神域として位置づけられていたから。そのため当時は一般の人々の立ち入りを制限し、江戸時代までは神聖さを保つために、青島は禁足地とされていました。

もちろん現在の青島は観光地として開放されており、一般の人々も自由に訪れることができます。ただ、神聖視されていた場所でもあるため、訪れる際はマナーを守り、自然や文化を尊重することが重要です。

そんな青島、実は島そのものが国の天然記念物に指定されており、ここでしか見られない特別な景色がたくさん!それが砂と波が生み出した、とても不思議な絶景「鬼の洗濯板」です。

青島といえば「鬼の洗濯板」

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青島といえば、「鬼の洗濯板」というくらい、島のシンボルとなっている景色は島に近づくとすぐに見えてきます。


海に囲まれた青島から南に向かって約8kmも続くこの景色は、その名の通り洗濯板のようなデコボコとした地形。

一見しただけでは岩なのか砂なのかの判断も難しい不思議な景色です。デコボコの地形のあちこちに大きな岩があり、迫力に拍車をかけています。

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デコボコが続く形が洗濯板に見えること、それがとても巨大なことから、「鬼の洗濯板」と名付けられました。ちなみに、「鬼の洗濯岩」と呼ばれることもありますが、公式には「洗濯板」に統一されています。


奇妙な地形はどうやってできた?

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波はとても長い年月をかけてこの景色を生み出しました。いまから3000万年前、海の中で積み重なった砂岩と泥岩が隆起して、波にさらされるようになりました。

砂岩は波の侵食に弱く、泥岩は侵食に強いため削られる量に差が現れ、現在のようなデコボコの地形となったとされています。波、砂、岩の力で気の遠くなるような長い長い時間をかけて作られた自然の芸術です。

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「鬼の洗濯板」は、潮が引いた時間帯にだけ現れます。満潮時ではほとんど見ることができなくなってしまうため注意しましょう。干潮まで時間があるときには、海面にうっすらとその姿が見えるのみ。

潮の引く時間が近づくにつれて、巨大なノコギリのようなギザギザした大地が現れる様子は必見。さっきまで何も見えなかった海面に奇妙な岩群が現れます。

干潮になると岩の近くで見るのはもちろん、岩の上を歩くこともできます。ただし、同所はとても滑りやすくなっているので十分に注意してくださいね。

岩をつたって海の方まで進むこともでき、自然に囲まれた青島の姿を海の中から見ることもできますよ。

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