海外旅行が解禁され、日本でも多くの訪日外国人を見かけるようになってきました。やはり街中がにぎやかなのは、とても明るい気分になってうれしいですよね。
日本政府観光局（JNTO）の最新訪日外客数によると、2023年5月に訪れた外国人は189万8900人と、徐々にインバウンド数が戻りつつある様子。
旅行の目的は観光や買い物など人それぞれですが、なかでも多くの人が楽しみにしているのが本場の「グルメ」ではないでしょうか。
そこで今回は、最近日本を旅行した外国人にアンケートを実施。旅行中に食べた「日本全国のおいしいグルメ」について回答いただきました。早速、外国人に人気の日本食をランキング形式でご紹介していきます。
第5位「おばんざい」
まず第5位には「おばんざい」が選ばれました。おばんざいとは、京都の家庭料理のこと。旬の京野菜を使ったシンプルな味付けのお惣菜です。
「鴨川沿いにある小さな店で食べましたが、魚や野菜、豆腐などの小鉢が並び、どれも優しい味付けでおいしかったです。日本で採れる食材本来の味や調理法を感じることができました。おばんざいは季節や地域によって内容が違うそうなので、また別の時期に食べにいきたいです」（アメリカ出身）
「おばんざい御膳のラインアップのひとつに豆腐料理があって、それがおいしかった！豆腐をこんなにおいしいとは思ったのは初めてです」（アメリカ出身）
「京料理のおばんざいが印象的でした。品数が多くて野菜がたくさん摂れるのがよかったです」（フランス出身）
彩り鮮やかな小鉢は、見た目も美しく外国人に大人気！一品一品は小ぶりながら、品数が多くボリューム満点なところもいいですよね。
第4位「コンビニ弁当・おにぎり」
続いては、日本人にも大人気の「コンビニ弁当」と「コンビニおにぎり」が第4位にランクイン。多忙な現代人の強い味方であるコンビニ飯が、外国人からも熱い支持を受けました。
「コンビニのおにぎりがおいしかった！」（中国出身）
「おにぎりやお弁当の種類が多くて、滞在中は毎日食べていました。安いのにどの商品もはずれがない！」（アメリカ出身）
「韓国もコンビニ文化が発達してます！でも日本のお弁当の方が個人的にすごいと思います。どこにいってもクオリティが同じでレベルが高い！」（韓国出身）
「セブン-イレブンの焼肉が乗ったお弁当が恋しすぎて、韓国に戻ってから『日本に帰りたい』としばらく言ってました（笑）」（韓国出身）
毎日コンビニに寄ってしまう気持ち、とてもよくわかります！お店ごとにおにぎりやお弁当のラインナップが違うのも楽しいんですよね。
第3位「お好み焼き・たこ焼き」
第3位に選ばれたのは「お好み焼き」と「たこ焼き」でした！大阪観光を楽しんだ人は、こぞって粉もん（粉もの）の虜となってしまったようです。
「大阪で食べた、たこ焼きとお好み焼きがおいしかった。オーストラリアにも日本食レストランはいくつかあるのですが、たこ焼きやお好み焼きはありません。ソースははじめての味でしたが、すごく美味しくてオーストラリアでもソースを探したくなりました」（オーストラリア出身）
「日本人の彼女が大好きなお好み焼きを食べに行きました。彼女はそれぞれの店の味を楽しんでいましたが、私は味の違いがわからず、はじめのうちはどこも同じ味に感じました。でも何店舗か食べにいくうちに、どんどん好きになりました！」（オランダ出身）
ヨーロッパのマルタ共和国出身のパートナーがいる日本人女性は、去年8月に3週間ほど一時帰国したのだそう。するとパートナーは初めての鉄板焼きにとても驚いていたというエピソードを教えてくれました。
「彼を鉄板焼のお店に連れていったら、とても喜んでもらえました。ヨーロッパには鉄板焼きを楽しめるレストランが普及してないので、彼はその日が鉄板焼き初体験。お好み焼きやもんじゃ、焼きそばなどを自分で作って食べるということに驚き、おいしくていい思い出になったみたいです」（パートナーがマルタ共和国出身）