現実問題、北陸方面は今どこに行けて、どこに行けないのか?現地在住者の独自調査でわかったこと

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北陸で現在、旅行が困難な場所は

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では逆に、北陸で現在、旅行が困難な場所はどこになるのでしょうか。テレビなどで繰り返し報じられる甚大な被害を受けたエリアは能登半島の北~中部になります。

海底が隆起したり、大規模な火災があったりした輪島市、津波が押し寄せた珠洲市などは能登半島北部です。

プロが選ぶ日本の旅館として有名な加賀屋がある和倉温泉だとか、のとじま水族館などで有名な能登島だとかがある能登半島中部も現在、多くの事業者が休業を強いられ、復興の端緒にあります。

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これらの地域へは通常、花嫁のれん・のと里山里海号などの観光列車を含む鉄道や自動車で金沢市から北上する、もしくは、輪島空港へ東京から空路で向かう形になります。

逆を言えば、北陸を東西に移動する北陸新幹線で北陸地方に入る分には、意図して能登半島を目指さない限り、震災の影響が大きいエリアを自然に避けて通る形になります。

その意味で、北陸新幹線の新規開業をきっかけに北陸を巡る旅を、自粛したり敬遠したりする必要は基本的にないと言えます。

この金沢・敦賀間開業に向けて、石川県西部も福井県の各地域も、旅のコンテンツの充実をずっと図ってきました。正月以来、風評被害に苦しんだ地元の事業者を助ける意味でも、どんどん旅に出たいですね。

【参考】

「今すぐ来て」能登地震で北陸事業者7割超が観光客減。2月の資金繰りに不安の声も【独自調査】 – bizSPA!フレッシュ

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