混浴OKの温泉知らない？日帰りデートで楽しむ「混浴温泉」ならここ

たまには温泉でのんびりと湯に浸かるデートもいいですよね。でも、せっかくのデートなのに、入口で男女に分かれて、1時間後に待ち合わせ、というのも野暮。仲良しカップルのデートなら迷わず混浴をおすすめしたいと思うのです。

宿にはいろんなタイプがあるように、混浴温泉にもさまざまなタイプがあるので、カップルによってセレクトが異なるはず。今回はそれぞれに趣向の異なる「日帰り混浴温泉」をご紹介したいと思います。

ふらっと立ち寄りで楽しむ貸切り温泉「湯の宿　おお川」／熱海

東京から気軽に行ける距離にある熱海は、どこか昭和の香り漂うレトロな雰囲気が新鮮！と人気の温泉地。思い立ったらサクッと遊びに行ける近さで、温泉街と海が楽しめて、タイミングによっては花火も見られると思えば、確かに満足度が高いお出かけスポットです。

そんな熱海で混浴デートに出かけるなら、源泉掛け流しにこだわる「湯の宿　おお川」がおすすめ。大型ホテルが多い熱海において、わずか7室のこぢんまりとした宿というのもしっぽり感が高まっていいではないですか。

混浴で入れるのは貸切露天風呂。総檜風呂の湯船に浸かり、すぐそばを流れる初川のせせらぎを聴きながら湯浴みを楽しむことができます。

45分利用でお一人様1,500円という料金設定も悪くないと思うのです。ちなみに貸切露天風呂は当日の昼から予約できるシステム。

来宮駅から徒歩4分という立地も便利だし、近くには春先に梅の名所として賑わう熱海梅園があり、これからのシーズンは蛍スポットとしても人気。熱海のパワースポット来宮神社にもほど近く、なかなか充実のデートコースが組めるロケーションです！

伊東の街と相模湾を一望「陽気館」／伊東

伊豆伊東温泉は、毎分約32,000リットルもの湧出量を誇る全国有数の湯量が自慢の温泉地。発見は平安時代とも言われる歴史の古い温泉で、昔から湯治場として人々に愛され、今でも共同浴場が点在します。

そんな伊東で極上の混浴温泉が楽しめるのが「陽気館」。明治43年創業の純和風の温泉旅館で、館内からゴトンゴトンと登山列車に揺られて到着する、海と伊東市街を一望する絶景混浴露天が有名です。

泉質は、弱アルカリ性の塩化物泉。源泉掛け流しの湯はトロリとすべる極上の肌触りで、浸かるほどじんわり身体に沁み入るリチャージの湯。

温泉成分が濃いためタオルを巻いての入浴はNGで、女性にとってはかなりハードルが高い混浴だったのですが、日帰り利用について現在は貸切システムに変更となっています。

11時から15時の間、一組50分毎の貸切営業（事前電話予約のこと）とは、カップルにとって嬉しい限り。晴れた日には初島や房総半島までを見渡す絶景の湯を二人占め！伊東駅から徒歩10分強という立地のよさも魅力です。

これぞレア！地下湧出の湯巡り温泉「温泉割烹旅館 横浜藤よし伊豆店」／富戸

東伊豆、富戸に位置する「横浜藤よし伊豆店」は、地下1200mから湧き出す源泉が自慢の宿。汲み上げられた源泉は生のまま空気に触れることなく湯船を満たす、いわゆるこだわりの湯。

東京近郊ではなかなかお目にかかることのできない、これ以上ない最高にフレッシュな温泉に浸かることができる数少ない温泉です。宿は高台に位置し、広い敷地にはいくつもの湯小屋が点在。相模湾を望む見晴らしのよい湯小屋もあります。

3時間1,500円の日帰り利用でも敷地内の温泉巡りができるとはなんとも太っ腹！浴衣も貸してくれるので、気分はまんま温泉旅行です。二人であっちの湯、こっちの湯とプライベート感たっぷりに過ごせるなんて贅沢過ぎます。

こちらの宿はもともと横浜の和食料理店が母体なので、料理の方も期待を裏切りません。温泉のみの利用もOKですが、食事付きのコースで伊豆の新鮮な魚料理を楽しむのもおすすめです。ちょっと日帰りとは思えない満足感が得られるデイトリップになるはず。

富士山を目の前に貸切風呂で癒しの混浴タイム