旅行に行きたい、でもなかなか遠出がしづらい、宿泊も難しいという方へ。近場で楽しめる絶景も探してみると、意外とあるものです。
今回、首都圏から日帰りで行ける関東および近郊にある絶景をピックアップ。たった数時間で日常生活から逃避できそうな場所を訪ね、リフレッシュしてみてはいかがでしょうか。
スリル満点の断崖絶壁と日本一の大仏「鋸山」/千葉県
絶景と歴史、その両方が楽しめるのが千葉県の「鋸山(のこぎりやま)」です。標高約329mと低く、初心者でも登山、またはロープウェイ(所要4分)や車で山頂へ行けます。鋸山の名称は、尾根の形がまるでノコギリのようにギザギザしていることに由来します。
山の南側斜面に東京ドーム7個分の広さの境内を持つ「鋸山日本寺」があります。約1300年前に聖武天皇の勅願を受け、行基によって開基された関東最古の勅願所。
約31mの大仏(薬師瑠璃光如来)は日本で一番大きな磨崖仏で、奈良東大寺の大仏(約15m)をしのぐ大きさです。
鋸山でぜひ体験したいのが「地獄のぞき」で、断崖絶壁から約100m下をのぞくとスリル満点。東京湾や房総半島なども一望できる眺めも見られます。なお、鋸山の名物グルメは、お歯黒になる「地獄アイス」です。
- 鋸山
- 千葉県富津市金谷4052−1
- 0439-69-2314(鋸山ロープウェー株式会社)
- 浜金谷駅
- 料金:大人(中学生以上)片道650円 往復1,200円/小児(小学生)片道320円 往復600円
- ロープウェー営業時間:通常(2月16日~11月15日)9:00~17:00/冬季(11月16日~2月15日)9:00~16:00
- 鋸山ロープウェーホームページ
- 鋸山日本寺
- 千葉県安房郡鋸南町鋸山
- 0470-55-1103
- JR内房線「浜金谷駅」より徒歩8分でロープウェイ山麓駅、もしくは「保田駅」より徒歩約45分
- 入場料:大人700円/小人(4~12歳)400円
- 定休日:なし
- 営業時間:9:00~16:00(最終入場15:00)
- ホームページ
SNS映え人気、ハート形の光が幻想的「濃溝の滝」/千葉県
「幻想的な光景」「ジブリの世界みたい」と、SNS映えスポットとして一躍話題となった「濃溝の滝(のうみぞのたき)」は、千葉県の房総半島にあります。内陸部の笹川上流に位置し、新緑や6月下旬が見ごろとされるホタル、紅葉の時期がおすすめ。
特に人気なのが、ハートの光が見られる時期。「亀岩の洞窟」内で、最もハートの形になるのは3月の春分と9月の秋分の前後、早朝の時間帯(朝6時半ごろから1時間程度)です。洞窟の正面付近は落石やがけ崩れの恐れあり、くれぐれも気を付けましょう。
- 濃溝の滝・亀岩の洞窟
- 千葉県君津市笹1954
- 0439-56-1325 (君津市経済環境部経済振興課観光振興係)
- JR久留里線「上総亀山駅」よりデマンドタクシー(要予約)約15分
- 入場料:無料
- 定休日:なし
- 営業時間:24時間
- きみつの観光情報
風車とチューリップがまるでヨーロッパ「あけぼの山農業公園」/千葉県
異国情緒あふれる大きな風車と、四季折々の花々。ヨーロッパの雰囲気が体験できる場所が、千葉県柏市の北部にある「あけぼの山農業公園」です。
特に、4月上旬が見ごろの約16万球ものチューリップが風車の前に咲き誇る光景は圧巻。ほかに、春は梅や桜、ツツジ、梅雨時に花しょうぶやアジサイ、夏は蓮やヒマワリ、秋はコスモスや彼岸花、紅葉など、さまざまな草花がほぼ年中楽しめます。
オリジナルスイーツを販売する売店、日本庭園内の「柏泉亭」で美しい庭園を眺めつつ本格的な茶室も堪能できます。入場無料で交通アクセスも良く、気軽なお出かけ先としておすすめです。
- あけぼの山農業公園
- 千葉県柏市布施2005-2
- 04-7133-8877
- JR常磐線「我孫子駅」より路線バスで「あけぼの山農業公園」「あけぼの山公園入口」下車
- 入場料:無料
- 定休日:月曜(祝日の場合は翌日)/年末年始(12月28日~1月4日、日本庭園 12月26日~12月31日、1月4日)
- 営業時間:9:00~17:00(日本庭園4月~10月9:00~17:00/11月~3月9:00~16:30)
- ホームページ