京都の“映えスポット”撮り方講座 -あの絶景ってどこでどう撮るの?-

image by:KYOTO SIDE/右:京丹後フォトライブラリー

お出かけや旅にカメラが欠かせないこの時代。行き先をSNSの画像を見て決めるという人も多いのではないでしょうか。しかし、「SNSで見つけたこの写真を自分も撮りたい!」と出かけても、いざ現地に着いたら「あれ?あの画像ってどこからどう撮ればいいんだろう」と困ったことはないですか?
今回は数ある京都の人気撮影スポットの中から、編集部が厳選した3スポットの写真の撮り方をご紹介。お出かけ前にぜひチェックしてくださいね。
※記事中の情報はすべて2024年8月時点のものです。

【スポット1】

ウユニ塩湖のような幻想的な写真が撮れる「夕日ヶ浦」

画像:京丹後フォトライブラリー

京丹後市網野町の夕日ヶ浦は、京都屈指の夕景スポット。春から夏にかけては、空と海を茜色に染めながら、水平線に沈む夕日を楽しむことができます。
ここで撮りたいのが、鏡のような水面に空や人物を映す、神秘的な一枚。気候条件が整った時にしか撮れないその写真は、まるで南米・ボリビアの絶景スポット「ウユニ塩湖」のようだと話題を集めています。

夕日ヶ浦について詳しくはこちら↓

KYOTO SIDE(キョウトサイド)
夕日ヶ浦&琴引浜「海の京都」おすすめ夕日スポット
https://www.kyotoside.jp/entry/20170906
朝晩の風も涼しくなり、もうすぐ本格的な秋が到来!花火にフェス、海水浴と賑やかな夏とはうって変わって、これからの季節はしっとりとした優しい自然の風情を楽しみたくなりますよね。そこで今回は、風光明媚な「海の京都」から、KYOTO SIDE編集部が厳選した三つの夕日スポットをご紹介。どこか物悲しくも感動的な絶景を求めてお出かけしてみませんか?夕日ヶ浦京都府随一の夕日スポット。夕方になると紺碧の海が徐々に茜色に染まり、海面から突き出た奇岩のシルエットを引きたたせていきます。特に圧巻なのは、9月中旬頃まで見られ...

とはいえ、夕日ヶ浦のどこでもウユニ塩湖のような写真の撮影できるわけではなく、鏡面の世界が撮れる場所は、海水浴場を西に向かって歩いたところにある小川の河口付近。(上記Google Mapの赤いピンのスポットです)

砂浜を歩いていくのはなかなか疲れるので、海岸に面して整備された「夕日の路」を通り、河口が見えるあたりの階段から砂浜に降りるのがおすすめです。

ウユニ塩湖のような画像を撮るためには、晴れていて水面が凪いでいることが必須条件!風が吹いたり、川の水が流れてきたりと、水鏡になるタイミングをつかまえるのはちょっと難しいですが、そこは粘りと根気でカバーを。撮影する時は、なるべくカメラを水面に近づけてローアングルで撮るのがおすすめです。夕暮れ時はもちろん、青空の下でも素敵な一枚を撮ることができますよ。

■■INFORMATION■■

夕日ヶ浦
京丹後市網野町浜詰
0772-72-6070 (京丹後市観光公社)
京都丹後鉄道「夕日ヶ浦木津温泉」駅より、車(タクシー)で約5分

★期間限定!京都駅→夕日ヶ浦への直行便情報
2024年8月23日(金)~12月1日(日)に、京都駅から「夕日ヶ浦」への直行便(実証運行便)が運行します。現地へ宿泊し、ゆっくり夕日を堪能されたい方へ、おすすめです。
 詳しくはこちらから▼
丹後海陸交通
https://www.tankai.jp/kyotoline/

【スポット2】

穴場の夕日スポット「流れ橋」でノスタルジックな一枚を

京都府南部の八幡市と久御山町を結ぶ「上津屋橋(こうづやばし)」は、木津川に架けられた日本最大級の木造橋(自転車やバイクは降りて通行する必要があります)です。増水時にわざと流れるように設計されていることから、「流れ橋」とも呼ばれています。
時代劇や映画のロケ地として知られる流れ橋ですが、実は知る人ぞ知る夕日スポットでもあるんです。レトロな橋とどこか郷愁を誘う夕景は相性抜群!

流れ橋について詳しくはこちら↓

KYOTO SIDE(キョウトサイド)
 
時代劇のロケ地「流れ橋」は“知恵”が詰まったスゴイ橋だった!
https://www.kyotoside.jp/entry/nagarebashi
京都府南部に「流れ橋」と呼ばれる橋があるのをご存知でしょうか? 実はこの橋、名前の通り流れることを想定して作られたちょっと変わった橋なのです。今回はそんな流れ橋に注目してみました。「流れ橋」ってどんな橋?「流れ橋」は、八幡市と久御山町を結ぶ橋として一級河川・木津川に架けられた木造橋です。正式名称を「上津屋橋(こうづやばし)」といい、橋の大きさは全長356.5m×横幅3.3m。木造橋としては日本最大級の大きさを誇り、現在も歩行者専用道路として活用されています。木津川の左岸側には、千年以上の歴史を有する石清...

河原に降りる入り口は、流れ橋の八幡市側。写真の赤丸部分から続く細道を進んでいきます(ただし増水時や強風時は、危険なので川に近づかないようにしてください)。橋に向かって左側が西なので、カメラを構える場所は橋の右側で!

夕日が沈む頃、橋に向かってカメラを構えると、行き交う人のシルエットが夕日に映える、ノスタルジックな写真を撮ることができます。夕景といっても、色や表情はその日その時によってさまざま。瞬間の美しさをぜひカメラにおさめてみてください。

■■INFORMATION■■

流れ橋(上津屋橋)
八幡市上津屋宮前川端
0774-62-1731(京都府山城北土木事務所)
京阪本線「石清水八幡宮」駅から京阪バス「上津屋流れ橋」下車、徒歩約5分

【スポット3】

青空の下で芸術作品を撮影できる「京都府立陶板名画の庭」

世界各国の名画の美しさをそのままに再現した、8作の「陶板名画」を屋外で鑑賞できる、世界で初めての絵画庭園。モネ作「睡蓮・朝」、レオナルド・ダ・ヴィンチ作「最後の晩餐」など、名だたる作品を青空の下で撮影することができます。

施設を設計したのは、現代日本を代表する建築家・安藤忠雄氏。ゆるやかな回廊を地下2階まで下るユニークな構造になっており、至る所に大小の滝や池が設けられています。水音や差し込む光、風を感じながら名画を鑑賞できる新感覚の空間に、思わず写真をパチリ。

施設の一番下に展示されているのが、ほぼ原寸大で再現された「最後の審判」。システィーナ礼拝堂(バチカン市国)の祭壇に描かれた、ミケランジェロの最高傑作の一つです。実物を目にすると、その圧倒的な迫力と大きさにびっくり。この日は空の青さと光も印象的だったので、ローアングルから撮ってみました。みなさんもぜひお気に入りの角度を探してみてくださいね。

■■INFORMATION■■

京都府立陶板名画の庭
京都市左京区下鴨半木町
075-724-2188
入園料:一般 100円
京都市営地下鉄「北山」駅下車、徒歩すぐ
http://kyoto-toban-hp.or.jp/

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