京都のかわいい&縁起物のおみくじ〜初詣とともに運試し〜

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お寺や神社をお参りしたら試してみたくなるのが「おみくじ」です。特に初詣では1年の運気を占いたい方も多いのでは?
今回は京都府内にある個性的なおみくじをご紹介。かわいらしい動物や縁起物の形をしたおみくじが勢ぞろいです。おみくじの中を見た後も飾って楽しんでくださいね。
※記事中の情報・金額はすべて2024年12月時点・税込表記です。

干支や神のお使いなどをモチーフにした動物のおみくじ

来年の干支「巳」にちなんだへびのおみくじ、うさぎにリス、たぬきなど、愛らしい動物たちの形をしたおみくじをご紹介。

つぶらな瞳がかわいいヘビのおみくじ

【京都市】日體寺

画像提供:日體寺

清水寺から徒歩圏内のところにある「日體寺(にったいじ)」は、江戸時代の1721(享保6)年に常照院日體上人により開創されました。こちらには京都十二支の妙見さんで親しまれている巳の北辰妙見大菩薩が祀られていています。

巳の妙見大菩薩は、財運の守護神といわれ、金運のご利益があるのだとか。また、鎮宅(ちんたく)妙見大菩薩とも呼ばれ、家を災いから守り平穏をもたらすとされています。そんな日體寺のおみくじはヘビの形。左は張子のおみくじ(500円)右は陶器のおみくじ(800円)です。お好きな方を選んでみてください~。

■■INFORMATION■■

日體寺
場所:京都市東山区清水四丁目151
電話:075-561-1248
時間:9:00~17:00
拝観料:境内自由
HP:http://www.nittaiji.com/index.html

タヌキの置物であふれる厄除け・ガン封じのお寺

【京都市】狸谷山不動院

一乗寺エリアから山間部の方へと進むと現れる「狸谷山不動院(たぬきだにさんふどういん)」。こちらは1718(享保3)年、朋厚房正禅法師(ともあつぼうしょうぜんほうし)が狸谷にある霊験あらたかな洞窟に入山したことに始まるお寺です。
彼が据えた石造不動尊像は、かつて桓武天皇が鬼門守護として祭祀された咤怒鬼(たぬき)不動明王と同じだと、村人は歓喜してこの地が信仰の場になったのだとか。

時を経て“狸谷のお不動さん”と親しまれ、いつしか境内ではタヌキの置物が置かれるようになり、現在では至る所でタヌキの置物が見られますよ。
そしてやはりおみくじはタヌキ!「たぬきみくじ」(800円)はかわいらしく片手を上げた招き猫スタイルです。ぜひお家に置いて飾ってみてくださいね。

■■INFORMATION■■

狸谷山不動院
場所:京都市左京区一乗寺松原町6
電話:075-722-0025
時間:9:00~16:00
入山料:500円
HP:https://www.tanukidani.com/

名物の桜を抱えたリスのおみくじ

【京都市】平野神社

794年の平安遷都の際に平城京から今の地に遷座したとされる「平野神社」。京都随一の桜の名所としても知られ、春には多くの参拝者が訪れます。

平野神社の神のお使いはリスとされています。そのため、おみくじは桜の花を抱えた「りすのおつげ」(800円)なんですよ。くるんと丸まったしっぽの中におみくじが差し込まれています。おみくじの中を確認した後も、またしっぽに戻したくなりますね♪

■■INFORMATION■■

平野神社
場所:京都市北区平野宮本町1番地
電話:075-461-4450
時間:境内自由
拝観料:境内自由
HP:https://www.hiranojinja.com/

左向きと右向き、微笑むキュートな鳩みくじ

【八幡市】石清水八幡宮

標高142.5メートルの男山に立つ「石清水八幡宮」は日本三大八幡宮の一社で、京都屈指の厄除け神社として知られています。
江戸時代初期に造営された朱塗りが輝く社殿は、前後二棟からなる「八幡造」の御本殿を含む10棟が1つの建物のように組み合わさっており、国宝に指定されています。

八幡さんのお使いであるハトを象った「鳩みくじ」(700円)は焼き物の白い鳩がおみくじを掴んだ、かわいらしい姿。
右向きと左向きがあるので好きな方を選ぶのもいいですし、ペアにしたり、恋人と片方ずつ持ったりするのも素敵!

■■INFORMATION■■

石清水八幡宮
場所:八幡市八幡高坊30
電話: 075-981-3001
時間:6:00開門~18:00閉門(正月期間は変動有り)※お札・お守授与所は9:00~16:00
拝観料:境内自由
HP:http://www.iwashimizu.or.jp/top.php

御祭神を導いたみかえり兎

【宇治市】宇治神社

宇治川の東側、朱塗りの朝霧橋の前にある「宇治神社」。ご祭神は、応神天皇の皇子で仁徳天皇の弟にあたる菟道稚郎子命(うじのわきいらつこのみこと)。幼い頃から聡明だったことから学業、受験、合格の神様として崇められています。

宇治神社には、ウサギが菟道稚郎子命を何度も振り返りながら先導したことから、人々を正しい道へと導く神様のお使いとして伝わっています。
「うさぎみくじ」(500円)も同じように振り返ったかわいらしい姿。一つ一つ顔が違うので好きなウサギさんを選んでみてください。

■■INFORMATION■■

宇治神社
場所:宇治市宇治山田1
電話:0774-21-3041
時間:境内自由(祈祷、授与品は16:00まで受付※季節により変動、要問合せ)
拝観料:境内自由
HP:http://uji-jinja.com/

神鹿が授けてくれるおみくじ

【京都市】大原野神社

奈良の春日大社の第一の分社で、別称“京春日”と呼ばれている西京区の「大原野神社」。方除け・知恵の神であり、良縁を授けて下さる女性の守護神でもあります。

こちらのおみくじは、かわいらしい木彫りの神鹿がおみくじをくわえた姿です。鹿は同社の神様の御使いであることから、巻物にした神様からのおみくじを神鹿が授けてくれます。神鹿は飾ると、お家を守ってくれるんですって。「神鹿みくじ」(700円)

■■INFORMATION■■

大原野神社
場所:京都市西京区大原野南春日町1152
電話:075-331-0014
時間:境内自由※社務所9:00~17:00
拝観料:境内自由
HP:https://oharano-jinja.jp/

馬のおみくじを引いて勝運アップ!?

【京都市】藤森神社

勝運・学問の神社として知られる「藤森神社」。こちらは馬の守り神としても有名で、競馬関係者や競馬ファンも多く参拝する神社です。

競走馬はスラッとした見た目ですが、「馬みくじ」(500円)はゆる~いフォルムがポイント。とはいえ、たてがみやしっぽは細かく作られていて馬への愛を感じられます。

画像提供:藤森神社

こちらは「福馬みくじ」(全8色・各500円)。袋の中には小さな馬のオブジェが入っていて、どの色が出てくるかはランダムです。北欧チックなデザインなのでインテリアに加えてみるのもアリかも。サイズは1円玉くらいの小さなおみくじですが、胸には藤森神社の社紋が入っているのでぜひチェックしてみてくださいね。

■■INFORMATION■■

藤森神社
場所:京都市伏見区深草鳥居崎町609
電話:075-641-1045
時間:9:00〜17:00
拝観料:無料 ※紫陽花苑公開時は、入苑初穂料 500円
HP:http://www.fujinomorijinjya.or.jp/index.html

運気が上がりそうな縁起物のおみくじ

お正月といえば、1年の始まりとともに開運祈願。縁起物のおみくじを引いて、運試しをしてみたいですね。

素敵な福を運んでくれそうな宝船みくじ

【大山崎町】宝積寺

画像提供:宝積寺

京都と大阪の境に位置し、古来、交通や軍事上の要地でもあった天王山の南側山腹にある「宝積寺(ほうしゃくじ)」。724(神亀元)年に、聖武天皇の勅願によって行基が開山したこのお寺は、聖武天皇が夢で竜神から授けられたという「打出」と「小槌」を祀っています。

通称「宝寺」とも呼ばれています。商売繁盛のご利益があると人気で、おみくじはコロンとかわいらしい宝船の形をした「宝船みくじ」(500円)。おめでたい鯛と米俵がたんまりと積まれたおみくじは、たくさんの福を運んでくれそうですね。

■■INFORMATION■■

宝積寺
場所:乙訓郡大山崎町銭原1番地
電話:075-956-0047
時間:9:00~16:00
拝観料:400円(境内参拝無料)
HP:https://takaradera.net/

末広がりの扇子で吉兆を占う

【宮津市】智恩寺

画像提供:智恩寺

智恵を授かる文殊さんとして有名な「智恩寺」。三門は黄金閣とも呼ばれ、京都府の指定文化財。上層部に釈迦如来さまと両脇士・十六羅漢を安置する禅宗様式の山門で、丹後地方最大といわれています。

こちらのおみくじは縁起が良い扇子の形をしています。右のように閉じた形で授与され、広げるとさまざまな言葉が書かれています。引いた後は、持ち帰るのもいいですし、境内の松の木に吊るす方も多いそうですよ。「すえひろ扇子おみくじ」(300円)。

■■INFORMATION■■

智恩寺
場所:宮津市字文珠466
電話:0772-22-2553
時間:境内自由、お守り・御朱印授与場8:00~17:00
拝観料:境内自由 ※駐車場は乗用車700円、バス1,500円
HP:http://www.monjudo-chionji.jp/

見ているだけで幸せになりそう!

【宇治市】萬福寺

2024年10月に法堂・大雄宝殿・天王殿の3棟が国宝に指定された「萬福寺」。日本三禅宗の一つ・黄檗宗の大本山で、1661(寛文元)年、中国福建省から来日した隠元隆琦(いんげんりゅうき)禅師によって開かれました。
明朝様式で整えられた異国情緒あふれる境内は、「あれ?ここ日本だっけ?」と錯覚してしまうほど。木魚の原型である開梆(かいぱん)は魚梆(ぎょほう)とも呼ばれ、ユーモラスな表情が参拝者の人気を集めています。

かわいらしい布袋様の姿をした「布袋おみくじ」(500円)は見ているだけで幸せになれそうですね♪
ちなみに布袋様が持っている軍配は占いの道具と言われていて、布袋様のモデルになった人物が軍配で占いをしていたのだとか。どんな占いの結果が出るのかわくわくしちゃいますね。

■■INFORMATION■■

萬福寺
場所:宇治市五ケ庄三番割34
電話:0774-32-3900
時間:9:00~17:00(受付は16:30まで)
拝観料:500円
HP:https://www.obakusan.or.jp/

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