今年のお盆は、あま〜い香りのスイカ線香をご先祖様に

8月13日からの4日間は、お盆シーズンですね。今回はお墓参りに欠かせない線香を紹介したいと思います。

そもそも線香は聖徳太子の時代に淡路島に香木「沈香」が漂着したのがはじまりといわれています。以来、仏事や神事に使われるようになり、現在のようなスティックタイプの線香になったのは江戸時代の初めの頃なのだとか。

最近では住宅事情に合わせて煙の少ないタイプが人気だったり、いちごやコーヒー、日本酒など、故人が好きだった食べ物や飲み物をイメージした、新しいタイプの線香も登場しているようですよ。

今年のお盆は、スイカの香りでご先祖様をお出迎え

ユニークな線香とロウソクを製造していることで話題沸騰中の「カメヤマ」が、今夏の限定商品として「すいかの香りのミニ寸線香(648円)」を作成。4月から全国の仏具店などでの販売がスタートし、Twitterでも話題になりました。



みなさん、興味津々のようですね。実際、発売前に問屋からの注文が殺到し、増産するもすでにこの夏の生産分は終了したそうです。つまり、在庫がなくなったら販売終了になってしまうのですが、ご安心を。まだ市場には出回っていて、アマゾンなどでも購入可能です。

では、スイカ線香とはどのようなものなのでしょうか。同社の担当によると、「スイカの甘い香りを見事に再現し、線香なのに香りがみずみずしい」とのこと。さらに見た目もユニークで、赤と緑のツートーンカラーで果肉と皮を表現しています。

また、切り分けたスイカの型を忠実に再現したろうそく「スイカキャンドル(737円)」も販売中。火を灯すと、まるで故人が食べているように減っていく仕掛けになっています。

仏様の食べ物になる」とも言われる線香の香り。

本物のスイカを使うと乾燥したり、虫が寄ったりもするので、今年のお盆は「すいかの香りのミニ寸線香」と「スイカキャンドル」でご先祖様をお迎えしてみては。特別な夏のご馳走に、きっと喜んでもらえるはずですよ。


Page: 1 2

TRiP EDiTOR編集部 :TRiP EDiTORは、「旅と人生をもっと楽しく編集できる」をコンセプトに、旅のプロが語りつくす新しい旅行メディアです。