可愛すぎる!長崎県に実在する「おとぎ話の国のフルーツバス停」

出島にオランダ坂にグラバー邸に、長崎の旅はなんといっても異国情緒が魅力です。

あの雰囲気が好きで、何度も長崎には足を運んでいるというリピーターも少なくないと思いますが、今回はそんな長崎ラバーにも新鮮ないつもちょっと違う長崎の魅力をご紹介したいと思います。

おとぎ話に出てくるフルーツバス停

長崎から車で約30分、長崎県のほぼ中央に位置する諫早市は、海もあり山もある自然に恵まれた場所。

美しい砂浜が広がるビーチや、名水百選にも選ばれた清流、マイナスイオンたっぷりの滝や渓谷など、自然の中でリラックスした時間を過ごすことができます。

そんな諫早市の知る人ぞ知る名物といえば、フルーツバス停

その名のとおり、メロン、いちご、スイカなど、フルーツを型どったバス停があちこちに点在するのです。

長崎市内中心部から国道207号を佐賀方面に向かい、小長井地域に入ると、車道の脇に何やらコロンとした丸い形の物体が頭を覗かせます。

「一体何だろう?」と思っているうちに車が近づいていくと、丸い物体の全貌が明らかになり、可愛らしいフルーツが姿を見せるのです。

車内には、思わず「かわいい!」という歓声があがることと思います。どのフルーツにも窓がついていて、中にはちゃんとベンチも設置されています。


グリム童話 『シンデレラ』に登場する「かぼちゃの馬車」から発想をえて誕生したというこのフルーツバス停ですが、設置のきっかけは、1990年に開催された長崎旅博覧会で、長崎県の玄関口として訪れる人たちの心を和ませるために当時の小長井町が整備したものなんだそう。

気になるフルーツの種類ですが、メロンいちごスイカみかん。そしてなぜだか野菜のトマトを含む全部で5種類。16箇所のバス停がフルーツバス停となっています。

こんなバス亭でバスを待つなんて、まるでおとぎの国の住人になったみたいな気分。誰もが簡単にジブリ映画の主人公になれるとは、なんとも夢があって いいですね。

これからやってくるバスはいったい私をどこに連れて行ってくれるのかしら?といらぬ期待と妄想が膨らんでしまいそうになります。

フルーツバス停のベンチに腰掛けた写真をSNSにアップしたときの友人たちの反響も気になるところ。子供が喜ぶのはもちろんですが、大人のほうが躍起になって記念撮影に熱が 入ってしまいそうな予感…。

今までの長崎旅行にプラスして、ちょっと趣向を変えた旅を楽しみたい人におすすめしたい諫早市のフルーツバス停。

長崎にお出かけ予定の人は、ぜひフルーツバス停体験をして友人に自慢してみてはいかがでしょう。

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