まずはこの一本の動画を見てみてください。宮崎県小林市に長く住むフランス人が、レトロシネマ風の美しい映像の中で市内の自然や食を紹介しています。一見すると、キレイで完成されたショートムービーのようにしか見えません。
外国人ならではの視点で、クスッと笑えてチョット不思議な小林市「あるある」を展開しているんですが、最後にまさかの裏切り展開が待ち受けていようとは…。
フランス語じゃないの!?実は訛りが強すぎる西諸弁語りだった
動画を最後まで見た方は、わかりましたか? フランス人があたかもフランス語で語っているように聞こえていた言葉は、なんと九州宮崎の一部で話される方言「西諸弁」!
何度聞き返しても外国語にしか聞こえないという方は、Youtubeの設定ボタン(右下)で「字幕」をオンにしてもう一度見てみてください。
凝りに凝ったこの動画は、宮崎県小林市の「てなんど小林プロジェクト」の一環で、移住促進をテーマとしたシティ・プロモーションムービーとして制作されたもの。
制作のきっかけは「西諸弁の訛りが激しく、外国の言葉のように聞こえる」と昔から言わわれていたこと。そこに面白さを見出し、実際にフランス人ナレーターに方言を読んでもらったところ、見事にフランス語っぽくなってしまったんだとか。
小林市出身の東京在住のクリエイティブディレクターを中心に制作されたのですが、あまりに訛りすぎているため、東京にいる制作スタッフが全く解読できず、市役所職員が総出で文章を構成。
フランス語と西諸弁が飛び交う中、バレそうでバレない完成度高すぎの方言ムービー「移住促進PRムービー“ンダモシタン小林”」が完成したそうです。
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