ここ数年外国からの旅行客が増えています。「楽天トラベル」が同社の外国語サイトによる予約人泊数をもとに、「2016年 訪日旅行(インバウンド)の人気上昇エリアランキング」を先日発表しました。最近の外国人旅行客は日本のどこを旅しているのでしょうか?
人気急上昇エリアの第1位は香川県 高松・さぬき・東かがわ
前年同期比の伸び率が240%以上と、驚異的な伸びで1位を獲得したのは、香川県の高松・さぬき・東かがわエリアでした。
1位 香川県 高松・さぬき・東かがわ(+241.6%)
2位 岡山県 岡山市内(+200.0%)
3位 福岡県 福岡市(天神・中洲・百道浜)・糸島(+178.7%)
4位 東京都 東京駅・銀座・日本橋・秋葉原(+163.2%)
5位 福岡県 福岡市(博多・祇園・海の中道)・太宰府・二日市(+145.5%)
6位 東京都 品川・蒲田・羽田空港(+138.2%)
7位 北海道 小樽・余市・積丹・キロロ(+135.4%)
8位 神奈川県 箱根(+125.6%)
9位 和歌山県 南紀白浜・龍神(+123.4%)
10位 大阪府 大阪南部(堺・岸和田・関空)(+122.3%)
1位〜5位までを早速見ていきましょう。
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1位に輝いたのは、香川県の高松・さぬき・東かがわエリアです。2015年版の同ランキングではトップ10圏外で、前年と比較すると予約数が約3.5倍と大きな伸びを記録しました。
人気が急上昇した理由には、3年に一度の「瀬戸内国際芸術祭」の開催が貢献したと考えられています。この芸術祭では、香川県・直島など瀬戸内の島々に点在する会場を周遊するため、フェリーの発着地である高松を拠点に観光をする人が多かったのだとか。
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また、昨年はうるう年。この年に「逆打ち」(通常とは逆周りのコースでお遍路をおこなうこと)を行うと、”御利益が高くなる“と言われており、お遍路を目的とした旅行も人気だったことが考えられます。
お遍路を旅する外国人も増加しているのかもしれませんね!