広島県の南部に位置する三原市は、かつて浮城と呼ばれた三原城があった三原城址や佛通寺など、古くからの史跡が残る町として知られています。この三原市、実は「タコ」の町としても有名なことをご存知でしたでしょうか。そんなタコの町に、タコ(英語名:オクトパス)の合格祈願「オクトパス絵馬」ならぬものがあるのだとか!一体、どういうこと?
マダコの産地、広島県三原市で「タコの合格祈願絵馬」を配布中!
広島県三原市といえば、クリームパンで知られる「八天堂」が誕生した地。実は三原市はクリームパンだけでなく、「タコ」が名産物。瀬戸内海は比較的、タコがよくとれますが、とくに三原は「マダコ」が有名。
三原沖は水温が安定しており、マダコが好む餌が豊富な岩場が多いので、タコの住処としてうってつけなのです。三原沖でとれるタコは足が短く、太いのが特徴。
その引き締まった歯ごたえは、タコ天、タコ飯、タコ刺、タコ煮、タコしゃぶ、タコせんべいなど、さまざまな美味しいものに変身し、人々を喜ばせます。
食べ物だけではありません。街のいたるところにタコを見かけます。たとえば、ここ。JR三原駅前の噴水にもほら、タコちゃんが!
さて、今回は受験生、資格取得を目指している方にぜひ知っていただきたい、タコのまつわるスポットをご紹介しましょう。それはJR三原駅ナカ(1 階コンコース)にあります。
みどりの窓口からチラリと見える赤いものが見えてきました。何だろう!?
それは、赤い鳥居にこれまた真っ赤なタコの大きなオブジェのある「らっきー神社」です。
タコの神様が鎮座する「らっきー神社」
この神社では平成23年から期間限定で、ある合格祈願絵馬を配布しています。それは三原の名物タコの英語名「オクトパス」にかけて「置くとパス」と言う名の紙製絵馬。勉強机にオクト(置くと)パス(合格)という願いがこめられています。
こちら、単に印刷しただけのものではありませんよ。三原市中之町の瀧宮神社でちゃんと祈願されているのです。
このオクトパス絵馬の配布は平成23年からスタートしたもの。最初は5000枚のみ配布していましたが、噂が噂を呼び、今では2万枚を配布するまでに。私もさっそくゲットしてみました。
このオクトパス絵馬の配布は無料。らっきー神社はJR三原駅1階コンコースに通年、鎮座していますが、真っ赤なタコで飾られたオクトパス仕様神社は3月9日まで見られます。
三原市ではらっきー神社のオクトパス絵馬のほか、三原市役所では「ヤマコウバシ」という、枯葉になっても木から落ちない葉っぱをラミネート加工した「落ちない葉っぱカード」を毎年先着順に300人分配布してもいます。
こちら、受験を控えたお子さんやお孫さんのためにいただきに来られる方が配布初日に殺到することで有名。私が行った時はこちらはすでに配布終了していましたが、オクトパス絵馬はまだ余裕があるようです。
JR尾道駅から2駅の三原駅。尾道散策ついでに立ち寄ってはいかがでしょう?
- image by:御田けいこ
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